銀行アプリの利用状況に関する調査結果をもとにした「銀行アプリの未来予想図」が発表

Backbase Japan株式会社は、銀行アプリの利用状況に関する調査結果をもとに、日本国内の銀行に求められる将来的ニーズを予測した「銀行アプリの未来予想図」を発表した。

銀行アプリをダウンロードしたことがあると回答した人は、全体の6割を占めた。年代別に見ると、18歳~29歳の若い世代で7割超と最も比率が高く、最も比率の低い60歳以上でも5割を超えるなど、銀行アプリは幅広い年齢層で活用されていることが分かった。
出典元:プレスリリース
銀行アプリをダウンロードしたきっかけとして、最も多かったのは「店舗に行かなくて済むから」という回答で7割にのぼり、「利用したいサービスがあるから」が続いた。また75%が、銀行アプリの重要度を「高い」(「とても高い」「ある程度高い」の合計)と回答した。

銀行アプリを今後も使いたいかについては、利用意向が高い人(「とても思う」「ある程度思う」の合計)が5割だった。一方、利用意向はない、または低いという回答(「あまり思わない」「まったく思わない」の合計)は4人に1人となった。

さらに銀行アプリの利用意向が高い人を対象に、将来の活用方針について聞いたところ、「もっと活用の幅を広げて利用を継続したい」と回答した人は、全体では5割に届かなかったもの、若者世代(18~29歳、30歳代)では5割を超えた。

銀行アプリの満足度については、「満足している」(「満足している」「やや満足している」の合計)と回答した人が5割だった。一方、「不便を感じることがある」(「感じることがある」「少し感じることがある」の合計)と回答した人は4人に1人となり、特に若者世代に限るとその比率は全体を上回った。

不便さを感じる点を聞いたところ、全体では「本人確認手続きが面倒」という回答がトップとなった。若者世代では、「複数口座をまとめて管理できない」、「本人確認手続きが面倒」、「他のアプリと連携していない」が上位3項目となった。
出典元:プレスリリース
銀行アプリに今後期待したいサービスについて10項目を提示したところ、「銀行の枠を超えた新サービスの提供」を筆頭に「金融業界の他社サービスとの連携」「アプリ統合機能によるお金の見える化」が上位3項目となった。

提示した10項目の全てで、若者世代の期待は、中高年世代よりも高い比率となった。特に、「資産形成・運用の相談」「AIによるチャットサービス」「デジタル上での対面サービス(チャット・メッセージ・ビデオ通話)」の3項目は、若者世代からの期待が中高年世代の倍近く、または倍以上となった。
出典元:プレスリリース
調査概要
調査名:銀行アプリの利用状況に関する調査
調査期間:2022年8月17日(水)~8月23日(火)
調査企画:Backbase Japan
実査機関:日経BPコンサルティング
調査手法:ネットリサーチ(インターネット調査)
調査対象:国内の18歳~60歳以上の男女(若者世代:18歳〜39歳、中高年世代:40歳〜65歳以上)
有効回答数:1000(スマートフォンを保有している人)

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