埼玉県横瀬町、NFTアートの売上収益で自律的なまちづくりを目指すプロジェクトを実施へ

株式会社奇兵隊は、埼玉県秩父郡横瀬町と、NFTアートの売上収益で「自律的なまちづくり」を目指す奇兵隊のOpen Townに関して、プロジェクトを横瀬町で実施することに合意したと発表した。

同社は、「Web3」の技術を活用し、世界各国で自律的なまちづくりを実現するために、資金と応援者を持続的に集めるWeb3型クラウドファンディングサービス「Open Town(オープンタウン)」を運営している。2022年2月よりウガンダ共和国のカルング村で第一弾のOpen Townプロジェクトを、10月からはインドネシア共和国のロンボク島で第二弾を開始し、NFTアートの売上収益で、まちづくりを実施している。Open Townプロジェクトの第三弾は、横瀬町と連携し、「Open Town Yokoze(オープンタウン・ヨコゼ)」を開始する。横瀬町の特徴を活かしたNFTアートを全世界に向けて販売し、その売上収益を使い継続的に自律的なまちづくりを進める。最初のNFTセールの売上収益は、「Web3寺子屋(仮称)」の設立に活用する予定とのことだ。
出典元:プレスリリース

■「Open Town Yokoze」のプロジェクト概要

横瀬町は人口約7,800人、埼玉県西部・秩父地方の南東部に位置し、豊かな自然に恵まれ、歴史的な文化遺産も多くあることから、首都近郊の観光地として親しまれているという。「まとまりやすく、早く動ける」という小さな町ならではの特徴を最大限に活かし、新しい取り組みにも挑戦。中でも、町内外から募集したプロジェクトのアイデアを実際に横瀬町をフィールドとして社会実装・実験できる仕組みを提供している官民連携プラットフォーム事業「よこらぼ」や、多様性を尊重した「カラフルタウン」の取り組みが注目されているという。その一方で、横瀬町には他の中山間地域と同様に、教育分野において、都市部との間に、機会や情報格差があるという問題がある。また、横瀬町は消滅可能性都市の一つでもあり、町の未来を変えるための様々な挑戦を必要としているとのことだ。

これらの課題を解決するため、横瀬町と同社が連携し、Web3の技術を活用した継続的で自律的なまちづくり「Open Town Yokoze」を実施していくことが決定した。横瀬町の特徴を活かしたNFTアートを制作し全世界に向けて販売することで、横瀬町の住民や関連機関が自分たちで世界中から資金と応援者を集め、町が抱える課題の解決に向けた施策の実行を担えるような自律型のまちづくりを行うことを目指す。横瀬町の特徴を活かしたNFTアートは、横瀬町出身のイラストレーター若林夏氏によって制作される予定だ。
出典元:プレスリリース
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NFTアートの売上収益を活用した最初のまちづくり施策として、「Web3寺子屋(仮称)」の設立を予定しているという。暗号資産やNFTなどのトークンを基盤とし、新しい価値を創出する動き(Web3)は世界中で広まっており、日本でも2022年7月に、経済産業省によって省内横断組織として「大臣官房Web3.0政策推進室」が設置された。Web3の時代に向けてWeb3教育に特化した「寺子屋」を設置し、横瀬町に住む学生(小学生から大学生)や、すべてのNFT保有者を対象に、Web3に関して幅広い知識を学べる場を提供する予定だ。これにより、横瀬町に生まれ育ち住み続ける人々と、世界中のNFT保有者とが共に学び合い、生まれ育った場所に関係なくグローバルに活躍できる可能性を享受できる機会を創出することを目指すとのことだ。
出典元:プレスリリース

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