AI音声認識を活用した建設・不動産向けアプリケーション「AmiVoice VKB」がリリース

株式会社アドバンスト・メディアは、AI音声認識AmiVoiceを活用した建設・不動産向けアプリケーション声キーボード「AmiVoice VKB(アミボイス ブイケービー)」をリリースしたと発表した。

建設業界は、就業者数の減少と高齢化、さらに長時間労働など多くの課題を抱えているという。国交省の発表によると、就業者数は、492万人(2016年平均)で、ピーク時の97年平均と比較すると約28%の減少、さらに55歳以上は33.8%、29歳以下は10.8%と高齢化が進んでおり、年間の労働時間については、他産業と比較すると300時間以上長くなっているとのことだ。こうした中、2024年4月から残業労働の上限規制が適用される「2024年問題」に向け、業務効率化が急務となっている。さらに、紙の記録を多く残す習慣のある建設業界では、DXによる効率化・ペーパーレス化は生産性向上のため必須だ。一方で、高齢化などが影響し、ITツールに不慣れな従業員が多く、DXが進まないといった課題も抱えているという。また、建設業界と並んで、不動産業界もFAXや紙でのやり取りなどアナログな業務が主流で、不動産テック推進が急がれているとのことだ。

「AmiVoice VKB」は、建設・不動産などで働く全ての従業員にキーボード入力の効率化を提供する音声認識ソフトだ。今回、医療・官公庁に続き、手軽に導入でき、誰でも簡単に扱うことができる建設・不動産向けの「AmiVoice VKB」をリリースする。複数の高精度の音声認識エンジンを搭載しており、適時、適所で使うことで利用の幅を大きく広げ、一般文章、住所、長い数字列、変換が煩わしい英字・数字・記号の混在などのキーボード入力を効率化させる。また、キーワードや音声コマンドの登録、各音声認識エンジン利用の習熟などにより、入力の効率を一段と向上させることができる。

経済産業省は、デジタル庁を設立するなど日本全体のDXを推進する中で、リスキリングによるDX人材育成推進を主導している。政府が5年で1兆円の投資を行うと発表したリスキリングの対象には、キーボードなどの操作スキル向上が含まれている。「AmiVoice VKB」は、DXの促進はもちろん、キーボード入力に不慣れな人が、音声入力によるキーボード入力スキルの向上を可能とする製品としての活用も期待されるとのことだ。

■AmiVoice VKBの主な特長

・複数の高精度音声認識エンジンによる効率化
一般分野汎用エンジン、住所専用エンジン、英数記号専用エンジンなど、複数の高精度音声認識エンジンを実装し、従来は実現できなかった様々な入力対象のアプリケーションの様々な入力箇所での効率的な入力を実現する。

・AIに学習させることによる効率化
さらなる入力効率を実現する「テンプレート」登録や、各種音声コマンドのカスタマイズでカーソルの移動や各種ソフトの呼び出しなどが可能になる。

・使った分だけの導⼊しやすい料⾦体系
製品をインストールしたPCの台数やユーザー数に関わらず、使った分だけ課⾦される料⾦体系。

・価格
月額:1ライセンス 4,950円(税込)~/初期費用0円

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