JASRAC、メタバースでの音楽利用についてライセンスの具体例を発表

一般社団法人 日本音楽著作権協会(JASRAC)は、2022年12月26日、メタバースでの音楽利用について発表した。

3次元の仮想空間(メタバース)で行うバーチャルライブなどでの音楽利用についての問い合わせが増加しているという。メタバースでJASRACが管理する音楽を利用するときは、インターネット上で音楽を利用する場合と同様のライセンスを行っているとのことだ。

具体例(メタバースのプラットフォーム運営者がライセンスを得る場合)は以下の通り。

・メタバースでバーチャルライブを行う場合
「動画配信」の規定に基づきライセンスする。

有料のバーチャルライブをストリーム形式で配信する場合の使用料の例:月間の情報料および広告料等収入の2.1%(最低使用料5,000円)

収録映像の配信やアーカイブ配信内で外国曲を利用する際には、別途「ビデオグラム録音」のライセンスが必要となる。

・メタバース上の店舗でBGMを利用する場合
「音楽配信」の規定に基づきライセンスする。

広告やアバターアイテム課金などによる収入があるサービス内でBGMをストリーム形式で配信する場合の使用料の例:月間の情報料および広告料等収入の3.5%(最低使用料5,000円)

このほか、ゲーム、ミュージックビデオ配信、カラオケ配信など、メタバースで行われるさまざまな音楽利用にライセンスしているとのことだ。

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