AIが潜在ニーズに合致する物件を提案する部屋探しサービス「Serendipity Living Search」が提供開始

ハウスコム株式会社は、SREホールディングス株式会社(以下、SREHD)の機械学習技術を活用したセレンディピティ型部屋探しサービス「Serendipity Living Search」を提供開始すると発表した。

本サービスは、従来のユーザーが指定した条件を元に物件を提案する方法ではなく、ユーザーと属性が近い集団の嗜好パターンをAIが分析し、多種多様な物件の中から潜在的ニーズに合致する可能性のある候補を選別・提案できるセレンディピィをテーマに開発された部屋探しサービスだ。
出典元:プレスリリース

■背景

現在多く利用されている部屋探しサービスは、ユーザーが希望する条件を選択/指定することでニーズに合った物件を検索できるものが主流だが、ユーザーによっては条件の細かな決定や変更を重ねながら、理想の物件を吟味することを手間や面倒に感じる場合があるという。またこうした仕様においてはユーザーが自ら気づいていない魅力的な物件の発見が困難である場合があるという。一方で部屋探しサービスを提供する事業者においては、提供価値の差別化が難しい状況にあったとのことだ。

こうした課題を解決するべく、ハウスコムがこれまで蓄積してきた顧客情報や購買データと、SREHDがこれまで多くの機械学習モデルの開発を通じて磨いてきた実務有用性の高いテクノロジーとを融合することで、新たな顧客体験を実現させた賃貸向け部屋探しサービスの開発に成功したという。今回提供するサービスではユーザーが条件を細かく指定する必要はなく、簡単なサービス内アンケートの回答結果に基づいてAIがユーザーの潜在的ニーズも推測した上で物件候補を提示するため、ユーザーにとって気軽に、かつ自身がこれまで気づけなかった魅力的な物件の発見が可能になり、良質な顧客体験を創造するとのことだ。
出典元:プレスリリース
本サービスは、「Serendipity(セレンディピティ):予想外の発見」をテーマに開発された。従来のユーザーが指定した条件を元に物件を提案する方法ではなく、ユーザーと属性が近い集団の嗜好パターンをAIが分析し、多種多様な物件の中から潜在的ニーズに合致する可能性のある候補を選別・提案できる部屋探しサービスだ。本サービスでは年齢や年収、自宅最寄り駅などライフスタイルに関する質問に数問答えることで、その回答に基づいて特徴の異なる物件が10件前後表示される。最初に表示された物件の中から自分の好みに合う物件を1つ以上お気に入りに登録すると、その内容を考慮したユーザーの好みにより近いと思われる物件をAIが選別し、再び一覧に表示され、これまで意識していなかったエリア選択や条件設定によって隠れていた理想的な物件との出会いを実現するとのことだ。

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