三井物産、トレーサビリティプラットフォームを活用した商品をRon Hermanで販売へ

三井物産株式会社は、生産者と消費者を繋ぐ新たな消費体験を創出するトレーサビリティプラットフォーム「farmers 360° link」を株式会社サザビーリーグがブランド展開するRon Herman(ロンハーマン)向けに提供開始すると発表した。

また、本プラットフォームを活用して製造された商品が2023年4月1日から同ブランドより販売開始となる。

三井物産は、2018年にアフリカの農業関連会社ETC Group Limited(ETCグループ)の一部株式を取得し、同社が持つサブサハラアフリカにおける小規模零細農家との接点と、デジタル技術を掛け合わせた事業として、2021年9月より、farmers 360° linkのプロジェクトを開始した。

「farmers 360° link」は、購入者が生産者や生産過程を確認できるという従来のトレーサビリティの枠組みを超え、生産者と「LINKする(つながる)」体験を実現する。商品タグの2次元コードをスマートフォンで読み込むことで、購入者は商品に使用されているザンビア産コットンを生産した農家の人々の暮らしや、生産への思い、農村の様子などについて知ることができる。また、購入者がアクセスできる消費者アプリ上で、肥料導入や太陽光発電ライトの提供といった支援プログラムを自ら選択し、売上の一部を農家のコミュニティに還元できる。その後、選択したプログラムの現地での進捗状況や、農家からのメッセージなどが写真付きで届くことで、購入者は自分の選択による生産者の生活環境の向上などの変化を知ることができる。

生産地と消費地を繋ぐfarmers 360° linkの取組(イメージ)
出典元:プレスリリース

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