Lメンバーズカード、OpenAI社が提供する「ChatGPT」のAPI連携に対応

合同会社Oblivionは、同社が提供するLINEデジタル会員証システム「Lメンバーズカード」が、OpenAIが提供する「ChatGPT」のAPI連携に対応し、LINE公式アカウントのメッセージをAIに自動作成させることが可能になったと発表した。

今回の「ChatGPT API連携」により、Lメンバーズカードの管理画面上で、LINE公式アカウントのメッセージをAIに自動作成させることが可能になった。これにより、LINE公式アカウントの運用担当者は、ターゲットユーザーに向けた、より最適なメッセージを効率的に作成することができ、顧客満足度の向上が期待できるとのことだ。
出典元:プレスリリース

■背景

2023年3月1日、OpenAI社は利用規約の改定を発表し、APIを通じて送信されたデータをモデルのトレーニングに使用しない方針を示した。しかし、ChatGPTのwebサービスで入力された情報はモデルのトレーニングに使用されるため、入力情報が他のサービス利用者の回答に反映されるリスクが存在するという。LINE公式アカウントは、多くの企業が利用するコミュニケーションツールの一つとなっている。しかし、企業から配信されたメッセージがターゲットユーザーに見落とされてしまう可能性もあり、企業にはよりターゲットに合わせたメッセージを配信することが求められているという。このような状況下で、同社は、ビジネスシーンにおいて安心して利用できる環境を用意することを目的として、Lメンバーズカードの「メッセージ自動生成機能」を提供する。これにより、顧客に対するサポートをより迅速かつ正確に行うことができるだけでなく、企業情報や顧客情報の漏洩リスクを軽減することができるとのことだ。

■LメンバーズカードのChatGPT API連携の特長

出典元:プレスリリース
Lメンバーズカードの管理画面にログインすれば、データをモデルのトレーニングに使用されない形で、AIにメッセージを自動作成させることが可能だ。メッセージ作成画面の「AIにメッセージを作成させる」ボタンをクリックすれば、すぐに「AIメッセージ作成」を利用できる。
出典元:プレスリリース
AIメッセージ作成画面では、「短くする」「長くする」「丁寧に」「カジュアルに」という4つのボタンが用意されている。自動生成されたメッセージの長さや文体をワンクリックで変更することができる。そして最後に「この文章をセットする」を押せば、すぐにLINE公式アカウントのメッセージとして利用できる。
出典元:プレスリリース

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