弁護士ドットコム、AI法律相談チャットサービス「弁護士ドットコム チャット法律相談（α版）」の試験提供を開始

「弁護士ドットコム チャット法律相談（α版）（以下、チャット法律相談）」は、マイクロソフト社が提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure（マイクロソフトアジュール）」と、弁護士ドットコムが2007年5月よりサービスを展開している無料法律相談サービス「みんなの法律相談」に寄せられた125万件以上の相談データから抽出された質問・回答を用いたAI法律相談チャットサービスだ。誰でも、24時間、気軽に無料で相談できるサービスとなっている（1日5回まで質問可能）。

なお、本サービスは、入力した情報及び同社の無料法律相談データベースに基づき、AIを用いて自動的に相談の内容に対応した生成文章を提供するサービスであり、AIによる回答内容の正確性及び最新性を保証するものではないという。本サービスは、法的な意見を提供するものではなく、また、弁護士が提供するサービスを代替するものではないとのことだ。

API連携イメージ

日本では法律トラブルに巻き込まれた人のうち、2割しか弁護士にたどり着けていないという現状があり、これを「2割司法」と呼んでいるという。同社はこの2割司法の解決に向けて、「みんなの法律相談」という無料で弁護士に相談できる掲示板型のサービスを運営し、累計法律相談件数は125万件となっている。さらに今回、ChatGPTという新たなAIが登場し、飛躍的にチャットサービスの技術が向上したことにより、同社が上場当初から思い描いてきたAIを活用した「誰もがより気軽に法務相談ができる未来」への一歩として開発を進めてきたとのことだ。