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ChatGPTの企業向けサービス「exaBase 生成AI powered by GPT-4」が提供開始

株式会社エクサウィザーズは、企業向けの生成・対話型AIサービス「exaBase 生成AI powered by GPT-4」を正式に提供開始したと発表した。
exaBase 生成AI powered by GPT-4(以下、exaBase 生成AI)は、法人利用における「ChatGPT」の課題とされているセキュリティの確保やコンプライアンス遵守に関する独自機能を標準で搭載していることに加えて、基本料金は月額900円(税別)・1000文字当たりの従量課金を1円から(税別)と、安心・安全かつ手軽に利用できるとのことだ。
出典元:プレスリリース
・ユーザーの機能
exaBase 生成AIは同社独自のユーザーインターフェースを提供することで、米OpenAIの生成・対話型AIサービス ChatGPTを、容易かつセキュアに利用できる。主要なユーザー側の機能は以下の通りだ。
(1)対話履歴の参照
直感的でわかりやすい画面上でプロンプトを入力でき、対話の履歴を過去にわたって参照できる。
(2)複数のAIモデルの利用
ChatGPTのAIモデルであるGPT-4とGPT-3の切り替えが可能だ。GPT-4の方が精度が高いとされているが、GPT-3の方が安価でレスポンス早く利用でき、用途に合わせて選択が可能だ。
(3)ユーザーID・パスワード設定不要
企業内のディレクトリーサービスと連携させることでシングルサインオンが可能となり、exaBase 生成AI上でユーザーがIDやパスワードを個別に設定する必要がない(管理者による手動でのID・パスワード設定も可能)。
出典元:プレスリリース
・管理者アカウントの機能
管理者側のアカウントでは、セキュリティやコンプライアンスの強化を目的として以下の機能を活用できる。また、同社はOpenAIとAPIでの利用契約をしているため、ユーザー企業の利用者が入力するプロンプトのデータはAIの学習用データとして利用されることはない(OpenAIは、管理のためデータを30日間保有する)。
(1)禁止ワードや機微情報の入力を阻止
社内の機密情報が社外に漏洩しないよう、入力禁止ワードの設定、機微情報の検知という2つの安心機能を利用できる。管理者が設定した禁止ワード、銀行口座やマイナンバーカードなど特定の重要情報がプロンプトとして入力されたと判断した場合は、データを送信できない。
(2)チャット履歴の蓄積・活用
ユーザーの入力したプロンプトと返信のチャット履歴は6カ月間蓄積され、企業内の管理者が確認可能だ。利用者の中から効果の高いプロンプトを入力しているケースを見いだすといった用途にも利用できる。
(3)ユーザーのID・利用ログ管理
個人やグループなどの単位で利用動向をレポート形式で出力。活用が不十分な場合の利用促進、コストのコントロールのために利用の上限額の設定根拠として活用できる。上限は契約企業単位で設定可能だ。

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