「国内スタートアップ資金調達金額ランキング(2023年4月)」が発表

フォースタートアップス株式会社は、2023年1月1日〜4月30日までを対象とした「国内スタートアップ資金調達金額ランキング(2023年4月)」を発表した。

・2023年3月に発表された資金調達の金額ランキング
出典元:プレスリリース
1位はタクシーの配車アプリなどを手がけるGOの140億円だった。アメリカの金融大手・ゴールドマン・サックスを引受先とした第三者割当増資で100億円を、そして三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行とのコミットメントラインにより40億円をそれぞれ調達した。調達した資金は、配車アプリの機能強化のほか、次世代事業の開発などに充てられるとのことだ。

2位はエニトグループだった。既存投資家を中心とした第三者割当増資と、金融機関からのデットファイナンスの合計で86億5,000万円を調達した。調達した資金は、ネットマーケティングの株式取得の費用などに活用しているという。今後はIPO(新規株式公開)も視野に入れるとのことだ。

3位はシリーズAで54億1,000万円を調達したNew Innovationsだ。SBIインベストメントやグローバル・ブレインなど12社を引受先とした第三者割当増資により26億3,000万円を、金融機関からの融資やリース枠の設定などで27億8,000万円をそれぞれ調達した。

・2023年4月時点の年間資金調達ランキング
出典元:プレスリリース
140億円の調達を実施したGOがトップになった。スペースデブリ(宇宙ごみ)の除去技術の開発などに取り組むアストロスケールホールディングスが132億4,000万円で2位となった。同社は2月にシリーズGとして101億円の資金調達を発表。加えて、4月にはみずほ銀行との間で30億円の融資契約を締結した。これにより、2023年の調達額が130億円を超えた。6位には、核融合スタートアップ・京都フュージョニアリングが新たにランクインした。36億2,000万円を調達したTEGも新たに13位に入った。

調査概要
タイトル:「国内スタートアップ資金調達金額ランキング」
・調査期間:2023年1月1日〜4月30日まで(2023年5月11日時点)
・調査機関(調査主体):フォースタートアップス株式会社(自社調査)
・調査対象:同社サービス「STARTUP DB」が取得した登記簿謄本、プレスリリース、ニュース情報に記載している情報
・有効回答数(サンプル数):18,000社
・調査方法(集計方法、算出方法):期間内のデータを集計

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