NTT東日本「ひかりクラウド電話」と音声解析AI電話「MiiTel」が連携

株式会社RevCommは、同社が提供する音声解析AI電話「MiiTel(ミーテル)」が、東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)が2021年4月に提供を開始した「ひかりクラウド電話」と接続を開始し、NTT東日本が「ひかりクラウド電話 for MiiTel」を提供すると発表した。

これまで主要都市で利用可能であった「MiiTel」の固定電話(0AB-J番号)の発信・着信がNTT東日本エリア全域で利用可能となる。AIによる自動文字起こし、音声分析を含めたクラウドソリューションを具備するため、おもにインサイドセールスやコンタクトセンターでの生産性向上を実現する。また、オフィスの音声通話環境をパソコンやスマートフォンに統合することにより、テレワーク対応も可能となる。
出典元:プレスリリース

■提供の背景と目的

昨今、場所を問わない業務環境を実現するビジネス向けコミュニケーションツールが市場に普及し、多くのBtoB企業における営業スタイルが、従来の訪問営業に代わってオンライン会議等でのリモート営業に変化しつつあるという。これに伴い、インサイドセールスやコールセンターの応対品質を向上させたいという顧客の声が増えているとのことだ。加えて、リモート営業が定着する一方で、「営業活動が属人化しており、いつ・誰が・誰に・どのような営業をしているかが不透明」等、個人の営業活動のブラックボックス化が課題となっているという。「MiiTel」の特徴であるAIの音声解析により、トップ営業の話し方の特徴を分析・可視化し、顧客システムと連携することで電話内容の入力作業・共有が効率化できる。営業活動のブラックボックス化問題を根本的に改善することで、売上向上、情報の蓄積・共有・活用に貢献するとのことだ。

■「ひかりクラウド電話 for MiiTel」について

・主な特長
①「ひかりクラウド電話」連携で、固定電話(0AB-J番号)発着信を実現
場所を選ばず、PCやスマートフォンのアプリから発着信が可能となるため、通常のオフィス勤務だけでなく、テレワークや外出先から固定電話番号を利用可能だ。
パソコンやヘッドセット等、インターネット環境さえ整えば、固定電話端末は不要でどこからでも電話業務を行うことが可能だ。
機器設置や配線工事等が不要なため、導入時のコスト削減になる。
「ひかりクラウド電話 for MiiTel」契約企業には、NTT東日本が電話番号の紐づけ設定等を代行する(有料)。

②自動文字起こし、音声分析等のクラウドソリューションによりインサイドセールス・コールセンター業務をDX
全ての電話を自動録音・文字起こしで記録できるため、電話内容の記録や引継ぎ等、情報の抜け漏れを防ぐことができる。
顧客システムと連携することで電話内容の入力作業・共有が飛躍的に効率化できる。
ダッシュボード機能を活用することでチーム全体の統計分析や個人の傾向を比較分析できる。また、オペレーター自身が、AI音声解析によるスコア分析を活用し、受注時と失注時の通話履歴を比較するなど、セルフコーチングのツールとして利用することも可能だ。

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