メタバース推進協議会と生成AI活用普及協会が相互連携

一般社団法人メタバース推進協議会は、一般社団法人生成AI活用普及協会(以下、GUGA)と相互連携を締結したと発表した。

■背景

昨今、米スタートアップのOpenAI社が提供する対話型AI「ChatGPT」をはじめとする生成AIは、凄まじいスピードでユーザーを獲得しながら進化を続け、テキスト・画像・動画などさまざまなコンテンツを生成するAIサービスが加速度的に増加している状況がうかがえるという。そのような中、著作権をはじめとする知的財産権の侵害について、現行の法律では明確な判断が難しく、技術の急速な発展と普及に対応していく必要性と緊急性はますます高まっているとのことだ。また、メタバース上のコンテンツにおいても同様に、現実空間を前提に定められた法律では、仮想空間におけるデザインや標識に対する権利が曖昧になっている状況が見られるという。このような状況を受け、「デジタルコンテンツの知的財産権」をテーマにした協議を推進し、生成AIとメタバースを安全・安心に活用できるような社会を目指すために本連携に至ったとのことだ。

本連携では、はじめにメタバース推進協議会とGUGAが相互加盟を行うことにより、強力な連携体制を構築する。そして、「デジタルコンテンツの知的財産権」をテーマにした分科会を設置し、生成AIとメタバースのそれぞれに知見の深い有識者や弁護士、コンテンツホルダー、クリエイター、メディアなどが、デジタルコンテンツに関わるさまざまな立場から意見を出し合い、協議を行うことを予定している。また、協議を経てまとまった内容をもとにガイドラインの作成や認定試験・資格の開発、官公庁への提言など、社会全体で歩みを進めていくための施策を検討するとのことだ。
出典元:プレスリリース

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