この新システムは、企業の保有するデータを基に、ユーザーニーズに対して適切な応答を生成することが可能となる。人間が行うような認識・理解・推論のプロセスを模倣し、広範な業務領域、特に市場調査やバックオフィスの効率化に対して有効であると考えられるとのことだ。
Gunosy AI(仮称)は、LLM(大規模言語モデル)を活用したシステムだ。このシステムは人間が行うプロセスを模倣し、企業が保有するデータを基に適切な回答を生成する。このサービスはWebサービスとして直接導入可能だ。また、LINEやSlackなどのAPIに対応したツールを通じて、他のプラットフォームへの導入も可能だ。Gunosy AI(仮称)は、様々なデータを参照する。これには文章、社内規程、サイトのコンテンツなどが含まれ、依頼内容に応じてカスタマイズされた応答を提供する。さらに、パーソナルアシスタントとしての機能も備えている。ユーザーの要求に応じて情報を提供するだけでなく、具体的なタスクの実行も可能だ。旅行の計画立案、レストランの予約、天気予報の提供など、幅広い領域で活用できる。
①ChatGPTの課題とされる回答の正当性の問題を解消
ChatGPTは、自社のデータなど未知のデータについては必ずしも正確な回答を返せない。しかし用意したデータを適切に受け渡すことで、自然な会話を維持しつつ、正しい答えを返すことが可能となった。これにより、回答の正確性が向上している。
②入力情報の保護
Gunosy AI(仮称)についてはGPT-4のAPIアクセスとなることから、入力情報が学習・改善に利用されることはない。