「国内海事×ITカオスマップ 2023年版」が公開

株式会社MarineSLは、「バリシップ2023」出展社のIT関連サービス(開発中も含む)をまとめた「国内海事×ITカオスマップ 2023年版」を公開したと発表した。

国内海事ITサービスとは、日本国内の海事クラスターに属する企業が開発、提供するITサービス全般を広く指す。例えば、運航システムやセキュリティ、労務管理、造船における工程管理ツールなどが含まれる。
出典元:プレスリリース
「国内海事×ITカオスマップ 2023年版」では、「バリシップ2023」に参加した企業のサービスについて、5つの親カテゴリに区分し、マッピングされている。また、同カオスマップでは、それぞれの親カテゴリに対し、小カテゴリを付与し、各サービスの主要機能に応じてマッピングが行われている。

■背景

伝統的な業界構造や船上の通信の問題などにより、他業界に比べてデジタル化が進んでいなかった海事クラスターにおいて、昨今のDXの時流により、各社が提供するIT関連のサービスが増加しつつあるという。実際に2023年5月に開催された、国内最大級の国際海事展「バリシップ2023」に参加した企業のITサービスだけに限定しても、100件近くが確認されたという。サービス数が増えたことにより、類似あるいは関連するサービスも多数存在することとなったものの、国内においてはそれを俯瞰して理解するためのカオスマップが存在していなかったとのことだ。2023年6月時点においても、その全容を把握するのは国内に限ったとしても難しいという企業の声があるという。そのため、まずは直近に開催された「バリシップ2023」に参加した企業に焦点を当て、IT関連サービスをリサーチし、調査結果をカオスマップとして公開したとのことだ。

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