ベネッセコーポレーション、小学生親子向け生成AIサービス「自由研究お助けAI」を提供へ

株式会社ベネッセホールディングスは、株式会社ベネッセコーポレーション(以下、ベネッセ)の提供する「進研ゼミ小学講座」が、小学生向けに安心・安全に配慮し、ベネッセが学習向けに独自にカスタマイズした生成AIサービスを2023年7月25日より無償で提供すると発表した。

現在、生成AIの登場により、利便性が向上する一方で、子どもたちの思考力が損なわれるのではないかという懸念から、教育サービスにおける活用については慎重に議論されている。ベネッセが独自に小学生親子に行った「ChatGPTの利用に関する意識調査」においても、「新しい技術の活用力を養ってほしいから」「子どもが新しい興味に出あえそうだから」といった理由から、保護者の約6割はChatGPTの利用に肯定的である一方で、「ChatGPTを利用してほしくない」と考える保護者も一定数存在しており、その約半数が「自分で考えなくなりそうだから」といった思考力低下に関する懸念を持っていることが明らかになったという。ベネッセ「進研ゼミ」は、これからの未来を生きていく子どもたちに、安心・安全な環境の中で生成AIに早くから触れ、学びに活かしてほしいと考えているという。そこで「進研ゼミ小学講座」は、小学生向けに安心・安全に配慮し、子ども自身の思考力の向上や興味関心を広げるため、夏休みの自由研究をテーマに、ベネッセが学習向けに独自にカスタマイズした生成AI「自由研究お助けAI」を開発した。「自由研究お助けAI」では、1つの答えを提示するのではなく、様々な観点で自由研究のアイデアやテーマをみつけるためのヒントがAIキャラクターとのやり取りの中で提供される。また、安心・安全に配慮した設計として、利用前の保護者の確認や、有識者監修の保護者・子ども双方への情報リテラシー学習の導入、目的外の利用や1日の質問回数の制限などを設けている。「自由研究」が夏休みの悩みの種という家庭は多く、どのようなテーマを調べたら良いかもわからないといった家庭でも、「自由研究お助けAI」を利用することで、子どもの興味を元に、アイデアやテーマを見つけることができるとのことだ。
出典元:プレスリリース
出典元:プレスリリース

■「自由研究お助けAI」サービス概要

提供期間:7月25日(火)~9月11日(月)
対象:小学生および保護者
安全性への配慮:
①利用する際は、保護者と一緒に活用する設計
本サービスは、保護者のメールアドレスでの認証を行ったうえで、親子で一緒に活用できるよう工夫されている。

②入力した内容はAIの再学習に利用されない
一般的な生成系AIでは、利用時に入力した情報がAIの学習に再利用されるが、「自由研究お助けAI」では、Microsoft社の「Azure OpenAI Service」をベースに、入力内容を再学習に利用しない方式で提供している。子ども自身が入力した内容が、他の子どもの質問に対する回答に使われることはない。

③目的外の利用についてはAIが回答しない設計
「自由研究お助けAI」は自由研究のサポートを目的としたサービスだ。目的外の利用や公序良俗に反する内容の質問に対しては警告メッセージを表示して質問をやめるように促す。
出典元:プレスリリース
④質問には1日の質問回数制限をし、AIの回答には文字数制限を設けている
子どもが好奇心のままに単純な質問を繰り返したりするのではなく、考えながら使えるよう質問には1日の質問回数制限を設けている。また、AIの回答は長文にならないよう文字数制限を設け、小学生にも分かりやすい回答で考えていく事を促す回答を行う事で、答えを教えるのではなく、子ども自身の思考を促す設計にしている。

⑤事前に生成AIの安心・安全な使い方を学べる動画を提供する
まず初めに、生成AIの上手な使い方(情報リテラシー)について学んだのち、自由研究のテーマについてAIに質問する。また、最初に自由研究に関して、子どもの興味を聞き出す定型質問から始まるため、子どもが他の話題ではなく、自由研究についてのやりとりに集中できるよう促す。AIとのやりとりを通じて、子ども自身の興味関心に気づき、具体的な自由研究の進め方をイメージできるようになる。
出典元:プレスリリース

Article Tags

Special Features

連載特集
See More