「通信販売事業関与者の実態調査 2023」が実施
2023/8/25
株式会社エルテックスは、EC・通信販売事業関与者の実態調査「通販事業者のAI導入事情」、「通販事業者の利用する情報源」などを集計・分析した調査結果の2023年版を発表した。
何かのAIを導入しているのは8.7%(全体)、AI導入が決まっている(24%)回答を加えると32.7%となり、3割の事業者でAI活用が具体的になっていることがわかった。一方、「導入予定がない」「あてはまるものはない」といった回答の合計は9パーセントだった。年商別では、100億円以上の事業者で、導入済みが2.4%、導入が決まっているが21.4%で、合算は23.8%となっており、1~10億円は36.9%、10~100億未満は33.3%に比べて10ポイント以上数値が低い。
利用したいAIでは、サイト内検索が54.2%、チャットボットや接客ツールが52.7%、マーケティング分析が48%だった(全体)。年商別では、100億円以上の事業者で、レコメンドエンジン、商品説明文やFAQなどテキスト情報の自動生成の2つの利用方法で全体の平均値に比べて10ポイント以上利用意向が高かった。
通販/EC事業者が利用している情報源は、「展示会」「新聞」のスコアが高くなった。様々なメディアの中でトップは「日経MJ(29.3%)」、次点は「イーコマースフェア(27.7%)」となった。サイトでは、「ECのミカタ」「通販通信 ECMO」が20.7%だった。
調査エリア:全国
調査対象者:楽天リサーチ保有の調査パネル(ビジネスパネル)
年商規模1億円以上(1~10億円未満:111、10~100億円未満:88、100億円以上:101)の通販事業に携わる1~3の職種の、会社役員、社員、派遣社員、個人事業主
1.マーケティング・広告・宣伝
2.業務(受注、決済、配送、その他の業務)
3.情報システム
調査方法:ネット方式によるアンケート調査
調査期間:2023年6月30日~7月4日
回収サンプル数:300(調査対象者 1.マーケ:100 2.業務:100 3.情シス:100 )
調査主体:株式会社エルテックス
調査実施機関:楽天リサーチ株式会社