KDDIとアスエネ、企業のカーボンニュートラル達成に向けた支援で業務提携

本提携により、アスエネのCO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「アスエネ」とKDDIが2023年10月31日より提供を開始する「KDDI Green Digital Solution」を通じて、脱炭素経営を目指す企業への支援を推進する。

気候変動問題はますます深刻化し、世界中でカーボンニュートラルに向けた取り組みが加速している。日本では、2023年度からすべての上場企業において有価証券報告書でのサステナビリティ情報の開示が義務化され、ESGの取り組みが重要視されている。特に、企業のカーボンニュートラル実現へ向けては、気候変動に関する情報開示、サプライチェーン全体での正確なCO2排出量の把握、CO2排出量の削減、ステークホルダーへのCO2排出量の報告などの複雑なプロセスがある。また、企業がCO2排出量を削減していくには、排出量に関する情報を収集して見える化し、その情報を基に目標を立てて、取り組む施策を立案し、進捗状況をモニタリングすることが必要とのことだ。

本提携により、アスエネのCO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「アスエネ」とKDDIの「KDDI Green Digital Solution」を通じて、企業のカーボンニュートラル実現に向けた取り組みをワンストップで支援することが可能だ。「KDDI Green Digital Solution」では、顧客の脱炭素における課題や状況にあわせて、CO2排出量の見える化から削減まで、最適な施策を提案する。さらに、今後は本ソリューションを通じた新サービスの創出を視野に入れ、包括的なパートナーシップを推進するとのことだ。

・各社の役割
アスエネは、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「アスエネ」の提供により、企業活動全体を通して排出されるCO2排出量やCFP（カーボンフットプリント）の算定が可能だ。また、SXコンサルティングにより、CO2排出量削減やイニシアチブへの情報開示を支援する。

KDDIは、企業のカーボンニュートラル実現をワンストップで支援する「KDDI Green Digital Solution」の提供を行う。本ソリューションにより、法人の顧客はCO2排出量の見える化や情報開示のレポート作成、CO2排出量削減に寄与するソリューション検討や戦略策定が可能になる。また、本ソリューションの売り上げの一部を植林活動に充てることで、新たな森林を育て、自然保護へ貢献する。