経理担当者600名に対する「インボイス制度に関する調査」が実施

株式会社オービックビジネスコンサルタントは、企業に勤める経理担当者600名に対し、2023年10月1日に施行されたインボイス制度による業務量や精神的な負担への影響について実態調査を実施したと発表した。

「インボイス制度が施行されたことによって、あなたは経理業務の中でストレスを感じるようになりましたか。」と聞いたところ、「とてもストレスを感じるようになった」と回答した割合が35.0%、「ややストレスを感じるようになった」と回答した割合が41.5%となった。また回答した経理担当者を年齢別で比較すると、「とてもストレスを感じる」割合は40代が43.3%と最も割合が高く、次いで30代が41.4%という結果となった。
出典元:プレスリリース
「インボイス制度施行後、初めての月末を迎えますが、あなたが不安に感じる業務はありますか。」と聞いたところ、「不安に感じる業務はない」と回答した割合は20.5%となった。また、初の月末に向けて、最も不安に感じている業務に関しては「適格請求書発行事業者と免税事業者等の管理」(51.7%)、次いで「発行する適格請求書の記載要件チェック」(45.8%)、そして「取引先ごとの消費税額と消費税区分のチェック」が41.0%だった。
出典元:プレスリリース
「インボイス制度施行後、あなたは経理業務の効率性の向上と自動化の必要性を感じますか。」と聞いたところ、「感じる」と回答した割合が26.5%、「やや感じる」と回答した割合が40.3%だった。また、「インボイス制度施行を迎えるまでに、あなたのお勤め先では経理業務において、準備が十分にできていましたか。」と質問したところ、「十分に準備ができた」と回答した経理担当者は34.2%、「あまり準備ができていなかった」は55.5%、「全く準備ができていなかった」は10.3%だった。
出典元:プレスリリース
「あなたは、政府によるインボイス制度の説明に不満を持っていますか。」と聞いたところ、「不満を持っている」と回答した割合が41.5%、「やや不満を持っている」と回答した割合が35.0%だった。さらに回答した経理担当者を年齢別で比較すると、「不満を持っている」と回答した中で、最も高いのは40代で47.0%、また「やや不満を持っている」と回答した中で、最も高いのは20代で42.3%だった。また、「あなたは、政府によるインボイス制度の説明を理解できましたか。」という質問では、「理解できていない」と回答した割合が13.7%、「あまり理解できていない」と回答した割合が34.2%と合計47.9%だった。
出典元:プレスリリース
「インボイス制度施行後、経理業務であなたが不満に思うことはありますか。(複数回答可)」と聞いたところ、1位が「複雑な業務の増加」で割合が57.5%、2位が「業務時間の増加」で44.0%、3位が「(制度に関して)社内の周知不足」で35.8%となった。
出典元:プレスリリース
「インボイス制度施行後、負担が増えた経理業務はありますか。(複数回答可)」と聞いたところ、最も回答が多かった業務が「適格請求書発行事業者と免税事業者等の管理」で50.8%、2位が「発行する適格請求書の記載要件チェック」で48.8%、3位が「取引先ごとの消費税額と消費税区分のチェック」で38.7%となった。
出典元:プレスリリース
「あなたが勤める企業では、インボイス制度に関する業務について、 社内で相談・解決できる体制が整っていますか。」と聞いたところ、「整っている」と回答した割合が39.7%だった。
出典元:プレスリリース
「インボイス制度への準備や実際の対応を受け、来年1月から義務化される電子帳簿保存法に対して、 あなたは経理業務において何か不安を抱えていますか。」と聞いたところ、「不安を感じない」と回答した割合が24.2%で、不安を感じると回答した割合は75.8%だった。最も不安に感じる業務は「データの整理と保存要件」で49.8%、2位が「適切な電子帳簿保存システムの選定」が30.2%、3位が「経理担当者のトレーニングと教育」が28.8%となった。
出典元:プレスリリース
調査概要
調査タイトル:インボイス制度に関する調査
調査対象:全国の企業に勤める経理担当者600名(男女)
調査期間:2023年10月10日~10月11日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:600サンプル
調査機関:シグナルリサーチ

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