兵庫県豊岡市で国産ドローンによる「レベル3.5飛行」の配送試行が実施

同社は、2021年6月に、日本郵便および日本郵政キャピタルと業務提携契約を締結し、ドローンなどの自動配送による配送高度化をはじめとして、先端技術による配達ネットワークの高度化に向けた検討と取組を継続的に推進している。本取組の一環として、日本郵便が実施した「ドローンによる荷物などの配送試行」に国産ドローンを提供したとのことだ。

本試行は、郵便局から配送先地区に住む受取人宅の近隣施設へ、補助者なし目視外飛行（レベル3.5）により実施された。これまでのレベル3飛行（無人地帯における補助者なし目視外飛行）では、飛行経路上に立入管理措置などを講じる必要があり、ドローンが道路や線路を横断飛行する際、目視のため補助員を配置することや一時停止義務などが課されていた。今回、操縦者国家資格の保有と保険への加入を条件に、立入管理措置を撤廃する「レベル3.5飛行」の制度が新たに設けられたことにより、新たな制度を活用した実証が実施されたとのことだ。

・「ドローンによる荷物などの配送試行」概要
運行日：2023年12月18日（月）
運行区間：出石郵便局（兵庫県豊岡市出石町町分117）配達区内
主催：日本郵便株式会社
実施協力：
株式会社ACSL：ドローン「ACSL-PF2」の提供および運航の支援
兵庫県・豊岡市：地域、関係団体などとの調整支援