ロゼッタ、製薬事業向け生成AIソリューション「ラクヤクAI」リリース

「ラクヤクAI」は、治験関係書類や添付文書といった社内外の膨大なデータを活用することで、資料の自動生成、整合性チェック、モニタリングなどを可能にし、圧倒的な業務スピード改善を実現するシステム。
治験関係書類、薬剤の添付文書、臨床試験情報といった社内データから、公開論文、広告規制、医薬品関連法規など社外情報まで膨大な情報資源から精緻なインプットを行い、製薬事業に関する様々な実務の効率化を支援するとのこだ。

1. 幅広い用途で利用可能
研究開発段階におけるナレッジの統合・検索から、製造工程での一貫した文書の品質・整合性チェック、薬剤プロモーション資料の自動生成、また音声認識技術との組み合わせによる講演内容の適用外表現モニタリングまで、製薬企業で発生するあらゆる業務の改善を実現し、製薬バリューチェーン全体の競争力を向上するとのことだ。

2. 製薬業務に特化した設計とカスタマイズ
一般的なビジネス向け生成AIチャットボットと異なり製薬業界に特化した学習を行うほか、自社が保有する様々な要素技術の連携により、製薬業特有の業務フローを踏まえたシステムとUIを提供することで正確かつスピーディなアウトプットを実現。これまでにかかっていた大量の時間とリソースを大幅に削減するとのことだ。

3. 製薬業界での導入実績
AI翻訳の分野でこれまで国内6,000社以上の導入実績があるロゼッタのAIソリューションは、高度なセキュリティを要求される製薬業界においても多数ご導入いただいているという。
LLM（大規模言語モデル）ベースモデルもロゼッタによる自社開発が可能であるため、高精度のカスタムエンジンと共に個別のセキュリティポリシーに応じたLLMを選定・提案するとのことだ。

生成AIのブレイクスルーを皮切りに世界では急激なAIシフトが起こり、すでに世界中には数多くのサービスが存在しているという。ロゼッタは、それらのサービスに日本企業がワンストップでアクセスできる場となる生成AIプラットフォーム「Metareal AI」をはじめとして、国内ビジネス環境のAI化を推進するだけでなく、これまで培ってきた高いセキュリティ要件を遵守した企業情報取り扱いの実績と長年の自然言語処理技術の知見をもって、これからの生成AI時代に求められる「AIのロゼッタ」としての役割を担ってまいるとのことだ。