京都トヨペットにChatGPT連携「SELFBOT」を導入。社内問い合わせ対応を削減

SELF株式会社のChatGPTとの相互連携システム「SELFBOT」が京都トヨペット株式会社に社内利用を目的として導入された。

京都トヨペットは、京都府下でトヨタ・レクサスの車両販売やメンテナンス・整備を行う自動車販売会社である。京都トヨペットでは、DXツールの導入や制度改革を積極的に進める一方で、その変化に伴う本部への問い合わせの増加や社員理解の浸透が課題として顕在化していた。そこで今回、従業員・本部の双方で発生する、社内問い合わせや資料検索の工数削減を目的として、部署ごとにURLや社内文書、QAなど様々なリソースを学習させたRAG型ボット(以下、ボット)を作成できるSELFBOTを導入した。

■SELFBOTを評価いただいた点

- 利用者の自由入力での質問に対し、高精度での文脈理解・回答ができる
- 部署ごとにボットを作成できるため、管理者は学習リソースの管理がしやすく、利用者は利用目的を迷わない
- ボット学習用に登録したドキュメント自体が表示されるため、探している資料や欲しい情報へスピーディに辿りつくことができる
- ボットからの回答とボットに設定するプロンプトの関係性がわかりやすいため、ノーコードで管理者が簡単に改善を行える
- 利用者の海外言語での質問に対し、各種言語に対応した回答を自動生成するため、外国籍社員にとっても母国語で社内ルールや運用が確認できる
などの評価をいただいた。導入の前にはトライアルを実施し、実際にサービスを触って吟味した上での導入となった。

■SELFBOTとは

ドキュメントやURLを自動学習させ、即座に回答に導ける次世代の高精度チャットボットである。社内対応はもちろん、顧客対応にも利用が可能である。
- SELFBOT顧客対応:https://self.systems/selfbot/
- SELFBOT社内利用:https://self.systems/selfbot-inside/
出典元:プレスリリース

■SELFBOTの5つのポイント

1. Webページやドキュメントの情報を即座に学習
  トレーニング用のデータセット構築、シナリオ作成は不要である。既存のドキュメントファイル(Word、Excel、PDFなど)や、WebページのURLをアップロードするだけで、社内データと連携したAIチャットボットを構築可能。従来のチャットボットと比べ、圧倒的にスピーディな導入が可能である。
2. 使いやすい管理画面で手軽に維持管理
  使いやすさにこだわった管理画面で、簡単に学習データの追加や編集が可能である。さらに会話ログの閲覧・分析やプロンプトのカスタマイズも可能。作成したチャットボットの管理・改善をひとつの画面から手軽に行える。
3. 情報漏洩対策など、セキュリティも万全
  SELFBOTは、「個人情報の入力制限機能」や「対応する話題の限定機能」を備えており、セキュアに利用可能。Azure OpenAI Serviceと連携しており、会話内容がAIに学習される心配もない。
4. 参照リソースの表示、想定される入力文の提示など、高いユーザービリティ
  回答生成と同時に参照したWebページやドキュメントへのリンクを提示。情報ソースへのアクセスや回答のファクトチェックを手軽に行える。また、入力が想定されるテキストをAIが予測し提示することで、ユーザーが質問を入力する手間を省く。
5. 多様な環境で利用可能
  SELFBOTはMicrosoft TeamsやSlackといったビジネスツールをはじめ、様々な外部サービス、ツールと連携。GoogleサイトやSharePointで構築した社内ポータルサイトにも搭載可能で、LINE公式アカウントとも連携している。

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