こども未来教育協議会とTOPPANホールディングス、学校徴収金管理のデジタル化サービスを開始

教科書ポータルと連携した学校徴収金管理デジタル化サービス「eduPay™」を開発、教職員の業務負荷の軽減と保護者の利便性向上に寄与する校務DXを実現

一般社団法人 こども未来教育協議会とTOPPANホールディングス株式会社は、学校徴収金管理デジタル化サービス「eduPay™(読み:エデュペイ)」の提供を、2025年3月より開始する。サービス提供開始に先立ち、教育委員会や学校などからの利用申し込みの受け付けを2024年9月2日より開始する。
「eduPay™」は、学校徴収金の管理業務の負荷軽減を目的に、集金業務支援、児童生徒情報の名寄せ、徴収状況の集約、リマインドなどをシステム上で実現するサービスでTOPPANホールディングスが開発した。TOPPANホールディングスが2024年3月から提供している教科書ポータル「EduHub®(エデュハブ)」との連携により、「EduHub®」を既に利用している自治体や学校は、ユーザー情報を新たに登録することなく、導入後は速やかに利用が開始できる。学校徴収金管理における教職員の業務負荷の軽減と保護者の利便性向上に寄与し、校務DXを推進する。
「eduPay™」サービスイメージ (左:教員・関係者のダッシュボード、右:保護者のホーム画面と支払い画面)

「eduPay™」サービスイメージ (左:教員・関係者のダッシュボード、右:保護者のホーム画面と支払い画面)

出典元:プレスリリース

■ 開発の背景

給食費や学校指定の道具類の購入費用など、学校徴収金の管理業務は、入金情報の付け合わせや徴収状況の集約、リマインドなどを教職員や自治体職員が手作業で行うケースが多く、高い業務負荷が課題となっている。また、学校徴収金における保護者の決済手段は、現金徴収や指定金融機関への口座振替のみと手段が限定されており、キャッシュレス決済の利用が進む昨今では、保護者の手間を省くデジタル決済を含む多様な決済手段への対応が急務となっている。

これらの課題を見据え、校務DXに寄与する学校徴収金管理デジタル化サービス「eduPay™」の提供を、2025年3月より開始する。本サービスは、2023年9月に設立されたデジタル教科書の活用による教育DX推進を目的とした「こども未来教育協議会」が協働し、TOPPANホールディングスが2024年3月から提供開始したデジタル教科書を起点とした教科書ポータル「EduHub®」と連携している。既に児童生徒のユーザー管理情報を有する「EduHub®」と連携することで、新たなユーザー情報の登録が不要であり、「eduPay™」上で徴収金の管理状況を確認できるため、校務の大幅な削減が可能となる。

■ 学校徴収金管理サービス「eduPay™」の特長

・教科書ポータル「EduHub®」との連携で導入負荷を軽減
「eduPay™」は、教科書ポータル「EduHub®」と連携したサービスである。「EduHub®」上で管理している児童生徒一人ひとりのマイページから生成するQRコードを保護者が読み込むことで、自動的に支払い者情報の紐づけが可能である。そのため、「EduHub®」を既に利用している自治体や学校などの導入先は、ユーザー情報の新たな登録は不要で、導入後速やかに利用ができる。

・システム上で徴収金の一元管理が可能
学校徴収金の入金状況なども担当者がシステム上で一目で確認できる。また、「eduPay™」上で保護者に対してリマインドの通知も簡単に行うことが可能で、集金の手間を削減できる。加えて、これまで手作業で行っていた管理作業をシステム上で自動集計・一元管理することで、教職員の管理業務の負荷軽減を実現する。

・マルチペイメントに対応した多様な決済手段も提供
「eduPay™」を通じた集金支援機能として、決済代行事業者のサービスを利用することによりマルチペイメント(クレジットカード、口座振替、バーコード決済、コンビニ払いなど)に対応している。昨今の決済ニーズに応じ、多様な決済手段を提供し、保護者の利便性を高め、徴収率の向上に寄与する。

・初期費用無料
教科書ポータル「EduHub®」を既に利用している導入先、「eduPay™」を新規で導入する場合も、初期費用は無料である。※別途、利用時に決済手数料が発生する。

■「eduPay™」の利用申し込みについて

- 受付期間:2024年9月2日から開始
- 利用申し込み方法:こども未来教育協議会で受け付ける。
 こども未来教育協議会 公式サイト:https://kodomoedu.or.jp/

■今後の目標

こども未来教育協議会とTOPPANホールディングスは、「eduPay™」を全国の教育委員会・学校などへ提供し、学校現場の業務負荷軽減に努める。また、教科書発行者・教育ICT関連事業者などに協議会への参加を募り、ICTを活用した教育・学習支援サービスの開発やコンテンツの拡充を図りながら、サービスの連携や教育データの活用検討などを行い、全国の小中学校の教育DXを推進する。

■教科書ポータル「EduHub®」について

「EduHub®」はデジタル教科書を起点として学びを支える教科書ポータルである。こども未来教育協議会の参画企業が連携し、TOPPANホールディングスが開発している。本サービスにログインすると各社のデジタル教科書・教材が一覧表示され、すぐに開くことができる「本棚機能」や、教科書と教材を相互につないで、今見ている教科書ページに関連した教材を表示する「教科書・教材連携機能」、これまで教科書発行者・教材会社ごとに何度も繰り返し行っていたユーザー登録作業を1回に集約でき、教職員の業務負荷を軽減する「登録支援機能」などにより、すべての児童生徒の学びをサポートし可能性を広げる。
- 「EduHub®」サービスサイトURL:https://eduh.jp/
*本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標である。
*本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものであり、その後予告なしに変更されることがある。

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