SaaSの2つの種類とは?具体的なサービス例や活用法も紹介
2020/10/30
「SaaS」という言葉がビジネス界隈でも一般化してきました。インターネットを通じたサービス提供の一形態で、様々な企業がSaaSサービスを開発・提供しています。
しかし、「SaaS」と一言でいっても、その種類は様々。今回は、その種類と具体的な活用法を紹介させていただきます。
Contents
- そもそもSaaSとは?
- 「PaaS」「IaaS」「DaaS」との違い
- 「PaaS」とは?
- 「IaaS」とは?
- 「DaaS」とは?
- SaaSの2つの種類を知っておこう
- ホリゾンタルサース(Horizontal SaaS)
- バーティカルサース(Vertical SaaS)
- SaaSとして代表的なサービスの種類とは?
- Gmail
- Dropbox
- Microsoft 365 (Office 365)
- SaaSの活用法を種類別に紹介
- 他者とのコミュニケーション
- 業務の効率化
- SaaS導入時の注意点とは?
- 社内業務に適したツールか
- 従業員がクラウドサービスを使いこなせるか
- コストパフォーマンスが優れているか
- SaaSの特徴や種類を知っておこう
そもそもSaaSとは?
いわゆる「クラウドコンピューティング」のことですが、クラウドコンピューティングには様々なサービスがあります。ますはその種類について説明していきましょう。
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「PaaS」「IaaS」「DaaS」との違い
そもそもクラウドとは、インターネットに接続することを前提とし、ネットワーク経由でサービスを提供する形態のこと。
主体たるサーバーがインターネットの向こう側にあり、利用量に応じて柔軟にキャパシティを増やせることが特徴といえます。クラウドで提供されるサービスは、コンピュータとしてのリソースもあれば、OS、アプリなど様々です。
一つひとつ見ていきましょう。
「PaaS」とは?
アプリケーションソフトが稼動するためのハードウェアやOSなどのプラットフォームをインターネット上のサービスとして提供する形態のことを指します。
プラットフォームを大規模なデータセンターなどに用意して外部に開放し、主に企業などがサービス開発に利用します。
開発者は、コストを抑えつつ迅速にシステム開発をおこなうことができます。Google App Engine やMicrosoft Azure(マイクロソフト・アジュール)などが代表的なサービスです。
「IaaS」とは?
情報システムの稼動に必要な仮想サーバをはじめとした機材やネットワークなどのインフラを、インターネット上のサービスとして提供する形態のことを指します。サーバーを利用する際に必要なハードウェアのスペックやOSを、ユーザーが自由に選定できるので、システムの開発規模に応じて、必要なインフラを簡単に得ることができるのです。
Google Compute Engine や Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) が代表的なサービスです。
「DaaS」とは?
いわゆる仮想デスクトップのことで、クラウド上にあるデスクトップ環境を呼び出して利用できるため、個人のPCはディスプレイとキーボードなど必要最低限のデバイスとスペックがあれば良いので、テレワークに適したサービスと言えるでしょう。
SaaSの2つの種類を知っておこう
SaaSはこれまでパッケージ製品として提供されていたソフトウェアを、インターネット経由で提供する形態のことを指します。
SaaSの特徴としては、以下のようなものが考えられます。
・データをインターネット上に保存することができる
・PC、スマートフォン、タブレットなど端末を選ばずにアクセスできる
・複数の人間が同一データを共有し、協働編集できる
Google Workspace(旧G Suite) や営業支援ツールのSalesforceなどがSaaS型サービスの代表例です。
SaaSは大きく分けてホリゾンタルサースとバーティカルサースに分けることができます。
ホリゾンタルサース(Horizontal SaaS)
バーティカルサース(Vertical SaaS)
日本ではまだまだホリゾンタルサースが主となっていますが、建設業界向け、医療業界向けなど、一部業種ではバーティカルサースが生まれつつあります。
SaaSとして代表的なサービスの種類とは?
Gmail
Dropbox
Microsoft 365 (Office 365)
ワードやエクセル以外にも、SharePointやSkypeといったSNSツールなどもついており、Microsoft 365だけで幅広い業務に役立ちます。
SaaSの活用法を種類別に紹介
他者とのコミュニケーション
代表的なものがSlackです。ビジネスチャットとしての基本機能はもちろん、組織やチームに合わせて細かな設定変更が可能。外部サービスとの連携も充実していて、別のSaaSをすでに導入している企業でもスムーズに導入が進むでしょう。
業務の効率化
SaaS導入時の注意点とは?
SaaSの選び方に失敗しないよう、導入する際の注意点をご紹介します。
社内業務に適したツールか
比較検討の段階で、ツールそのものの性能や仕様をしっかりと見極め、本当に自社に適したツールか確認しましょう。フリープランやトライアル期間を用意しているサービスも多いので、実際に運用してみるのが一番良いかもしれません。
従業員がクラウドサービスを使いこなせるか
コストパフォーマンスが優れているか
SaaSの特徴や種類を知っておこう
続々と出てくるSaaSサービスと自社事業とのマッチングを見極められる知識を身に着けておく必要がありますね。