5Gを楽天モバイルで利用するのってどう?サービスの特徴を徹底解説

多くの通信キャリアが提供開始した5G。楽天モバイルは2020年6月から5Gを提供開始する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響によって延期されています。今回は、楽天モバイルの5G提供開始時期や特徴、今後の課題などについて説明します。

2020年より、各大手通信キャリアが5Gを提供開始しました。しかし、楽天モバイルに関しては2020年6月に5Gを導入する予定でしたが、2020年9月中旬の時点ではまだサービスが提供されていない状況です。
利用料金の手ごろさや楽天スーパーポイントとの連携といった魅力を持つ楽天モバイルですが、5Gのサービス提供に関してはどのような予定が立っているのでしょうか?今回は、楽天モバイルにおける5G提供の現状や特徴、今後の課題について詳しく説明します。

楽天モバイルの5Gサービス提供の現状

従来はドコモの回線を借りることで格安SIMとして通信サービスを提供していた楽天モバイル。2020年4月8日からMNOとしてほかの大手通信キャリアと同様に独自の回線でも通信サービスを提供することになっています。これまでは、他社の通信回線を借りていたため、通信速度がイマイチという声もありました。しかし、独自の通信回線を確保することによって、料金の安さを維持したまま通信品質を向上させることに成功しています。

そんな楽天モバイルも、ほかの大手通信キャリアと同様に5G通信の導入を発表しています。他社が5Gの提供を始める中で、楽天モバイルはまだサービスを提供開始していないことから、いつから5Gを使えるようになるのか世間の関心は高まっています。

5Gの提供開始時期が延期されている

当初は2020年6月頃に5Gを導入する予定であった楽天モバイルですが、新型コロナウイルスの影響によって3ヵ月程度延期しすることを発表しています。しかし、2020年9月中旬の時点ではまだサービス提供の予定が発表されていないことから、今後の予定が気になるところです。

とはいえ、5G基地局の整備は予定通り進めるとのことなので、5G通信が利用開始されるようになってから、エリアによってはスムーズに5G通信を体感できるでしょう。

5G通信の利用料金は未定

楽天モバイルにおける5G通信の利用料金は、2020年9月中旬の時点ではまだ正式に発表されていません。しかし、楽天モバイルの三木谷社長は、驚きのある料金で5Gを提供できると明言しており、他社よりも手頃な価格で5G通信を体感できるのではないかと期待されています。

2021年夏までに人口カバー率96%を目標としている

5G通信のサービス提供が遅れている中で、楽天モバイルは2021年夏までに5Gの人口カバー率を96%に設定していることを発表しています。2020年6月末には5739局が開設済みとなっており、すでに電波も発射済みということなので、5Gのサービス提供が開始されたら多くのエリアでスムーズに5Gを利用開始できるでしょう。

楽天モバイルの5Gの特徴とは?

楽天モバイルの5Gの特徴
・コンテナ技術による低コスト化
・SA(スタンドアロン)方式の導入
・Rakuten UN-LIMITとの組み合わせ
・従来の基地局を5G基地局にアップグレードできる
楽天モバイルの5Gには、上記の4つの特徴があります。楽天モバイルで5Gを利用しようかどうか考えているのであれば、楽天モバイルの5Gが他社と比較してどのような特徴があるかを知っておくことが大切です。ここからは、楽天モバイルの5Gの特徴について詳しく説明します。

コンテナ技術による低コスト化

1つ目の特徴は、コンテナ技術による低コスト化を図っていること。

楽天モバイルはNECと共同開発しているコアネットワークにコンテナ技術を採用しています。コンテナ技術は、より少ないコンピュータリソースで仮想的な動作環境を実現するもの。OS上にほかのプロセスから隔離された実行環境を構築することによって、通常の動作環境を構築するよりも30%程度のコストが削減できるとされています。また、AIを組み込むことで動作環境を構築しやすくなっているのも、ネットワークの最適化が効率的に行える要因だと言えるでしょう。

このように、楽天モバイルでは、他社よりも効率的なネットワークの構築方法や運営管理ができる体制が整っているという特徴があります。そのため、ほかの大手キャリアと比較して、魅力的な料金で5Gを利用できる可能性が高いと言えます。

SA(スタンドアロン)方式の導入

2つ目の特徴は、SA(スタンドアロン)方式を導入すること。

SA方式は、4Gの基地局を利用することなく、5G独自の基地局を構築して5G電波を送受信する方法。5Gのコアネットワークを用いることによって、5Gの「低遅延」、「多数同時接続」といった特徴を最大限に発揮することができると言われています。

2020年9月の時点では、5Gを提供している大手キャリアはNSA(ノンスタンドアロン)方式を採用しているため、4Gの基地局も使用しながら5G通信を行えるようになっています。しかし、NSA方式では、5Gの「超高速」通信を行うことはできても、「低遅延」、「多数同時接続」の効果を感じにくいというデメリットが生じます。ドコモは2021年にSA方式での5G通信を開始すると発表していますが、楽天モバイルが5G通信のサービス提供を始める時期によっては、他社に先駆けて「超高速」、「低遅延」、「多数同時接続」をしっかりと体感できるようになるかもしれません。

Rakuten UN-LIMITとの組み合わせ

3つ目の特徴は、楽天モバイルが提供する料金プラン「Rakuten UN-LIMIT」と5G通信のサービスを組み合わせる可能性があるということ。

「Rakuten UN-LIMIT」は、楽天モバイルが提供する回線であれば毎月のデータ通信量の上限が無制限になるというもの。パートナー回線を利用すると1ヵ月あたり5GBの通信量に限定されますが、楽天モバイルを利用するエリアによっては、通信量を気にせずにスマートフォンを使用し続けられるため、大変人気を集めているプランです。

このプランを5G通信サービスと組み合わせれば、利用するエリアによっては5G通信を無制限に利用できることになります。他社よりも圧倒的にコストを抑えて5Gを利用できれば、多くのユーザーが楽天モバイルを利用するようになるでしょう。

従来の基地局を5G基地局にアップグレードできる

4つ目の特徴は、従来の基地局を5G基地局にアップグレードできること。

ほかの大手通信キャリアで5Gを利用する場合、4Gの基地局ごとに5Gに対応したハードウェア交換する作業が必要です。そのため、たとえ4Gの基地局から5Gの電波を飛ばすことができても、エリアを拡大するためにそれなりの費用や時間がかかってしまいます。

楽天モバイルの基地局は、ソフトウェアをアップグレードすることで4Gから5Gに対応した基地局へと進化できる仕組みを採用してます。すでに設置してある4Gの基地局ごとにハードウェアを交換するコストをかけなくて済むため、他社よりもスムーズに5Gのエリアを拡大できるのです。これによって、5G通信のサービス提供が始まると同時に、他社に劣らないエリアで5Gが利用できるようになるでしょう。

楽天モバイルの5Gサービスの課題とは?

楽天モバイルの5Gサービスの課題
・5Gサービスの提供開始が他社より遅れている
・広範囲のエリアでネットワーク整備が整うか
・安定的なサービスが提供できるか
楽天モバイルで5Gを利用しようと考えている場合、他社と比較してどのような課題があるのかを知っておくことは大切です。楽天モバイルの抱える課題を踏まえながら5Gを利用する通信キャリアを決めることによって、トラブルを抑えながら5Gを体感できるようになるでしょう。ここからは、楽天モバイルの5Gサービスの課題について詳しく説明します。

5Gの提供開始が他社より遅れている

5Gの提供開始が遅くなるぶん、5Gを利用しようと考えているユーザーが他社に流れるということになります。そのため、楽天モバイルが5Gの提供を始めたところでどれくらいのユーザーを獲得できるのかは不透明です。

また、5Gの提供を始めたところで、安定的にサービスを提供できるのかという懸念もあります。そのため、楽天モバイルで5Gを利用しようと考えている場合、サービスが提供開始されてからしばらく様子を見てから申し込みをするのも1つの方法です。通信品質など他社と大きく違いが出ることも考えられるため、実際に楽天モバイルの5Gを利用した人の使用感や他社との比較を参考にしてから申し込むのもよいかもしれません。

広範囲のエリアでネットワーク整備が整うか

楽天モバイルは、スムーズに5Gの利用可能エリアを広げられると言われていますが、実際に5Gに対応するエリアがどこになるのかは明らかにされていません。また、楽天モバイル独自で展開している基地局はそこまで多いわけではなく、まだ地方や地下などではKDDIとのローミングによってサービスを提供している割合が多いです。

今後どのように楽天独自の5Gカバーエリアを広げていくか、どれくらいのスピードでカバーエリアを広げていくかという点に注意しておく必要がありそうです。

安定的なサービスが提供できるか

5Gの利用を開始したとしても、将来的に安定的なサービスが提供できるかどうかという懸念もあります。過去には誤ったシステムメンテナンス情報を告知してしまったりするというトラブルがあったり、近年は新型コロナウイルスの影響で順調に5Gのサービス開始へと結び付けられないといった事態が発生しています。

このような社会情勢の中で、今後安定的にサービスを提供し続けられるかどうかは多くの人が疑問に思うかもしれません。場合によってはサービスの提供が始まってからしばらく様子を見たうえで利用を検討してみてもよいかもしれません。

楽天モバイルの5Gの特徴や課題を理解したうえで利用しよう

ここでは、楽天モバイルの5G提供の現状や見通し、楽天モバイルならではの特徴や今後の課題などについて説明しました。ほかの大手通信キャリアとサービス提供開始時期が大きく差が出ている楽天モバイルですが、今後どのような料金で5Gが利用できるようになるのか、どのエリアを対象として5Gが利用できるのかが気になるところです。

ここで説明した内容を参考にして、楽天モバイルの5Gがどのように普及していくのかを注視しながら、今後5Gを利用する通信キャリアを考えましょう。

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