Today's PICK UP

自動運転レベルごとの違いとは?自動運転メリットや課題も紹介

世界中で開発や普及が進んでいる自動運転。自動運転といっても6つの自動運転レベルに分けられており、それぞれの特徴や違いを知っておくことは大切です。ここでは、自動運転レベルの詳細や自動運転が普及するメリットなどについて説明します。
私たちの移動をより安全で快適にしてくれる自動運転。時代が進むとともにインターネットの通信技術や高性能なIoT機器が続々と誕生しているため、世界中の自動車業界で自動運転車の開発が活発化しています。

自動運転は6つのレベルに細分化されており、一言で「自動運転」と表現しても、その意味合いが人によって異なるケースがあります。多くの人は自動運転と聞くと完全自動運転のことを思い浮かべるかもしれません。しかし、完全自動運転が実現するためには、さまざまな課題を乗り越えなければならないため、どの国でも自動運転車は段階的に普及しています。

今回は、自動運転についての理解を深められるよう、自動運転がどのようなものであるか、自動運転レベルごとにどのような特徴や違いがあるかということについて説明します。また、自動運転車が普及するメリットや、自動運転車を普及させるまでの課題についても触れたいと思います。

そもそも自動運転とは?

自動運転について理解を深めるためには、まずは自動運転がどのようなものかを知っておかなければなりません。自動運転の概要を知っておくことで、自動運転レベルの分類を考えながら自動運転が社会に普及していく様子を注視できるでしょう。

ここからは、自動運転の概要について詳しく説明します。

全自動で車が走行することではない

自動運転と聞くと、全自動で車を走行させることだと思う人が多いようです。しかし、全自動で車を走行させるまでには段階的に自動車が進化していくため、どこから自動運転と呼んでよいのか分かりづらくなってしまいます。

車線から車がはみ出しそうになったら自動的に戻ってくれる技術や、前方の車の速度や車間を把握しながら車を走らせる技術など、ドライバーが安全に車を走らせられる仕組みは年々進化しています。それらの技術が自動運転に該当するのかどうか、認識を統一しておかなければ安全な交通社会は築けないでしょう。

SAEを参考にして自動運転を定義している

何を持って自動運転とするのか、人々の認識のズレを統一させるために、日本では(SAE InternationalはSociety of Automotive Engineers)が掲げている自動運転の定義を採用することで自動運転技術ごとの違いを区分しています。

SAEは、1905年に設立したアメリカの非営利団体。自動車に限らず、鉄道や航空機といったあらゆる乗り物に関する標準規格の開発を行っています。そのほかにも、モビリティに関する専門家会議の開催や機関誌の発行など、人々の便利で快適な移動を実現するためにさまざまな活動を行っているのも特徴です。

車に搭載されている機能に応じて自動車運転レベルが設定されている

SAEは、自動運転に関して車に搭載されている機能に応じた自動運転レベルを設定しています。具体的には、自動運転レベルを0から5に分類することで、自動運転車の性能を段階別に分類しています。

自動運転機能をレベル別に分けると、自動運転の開発状況を客観視することが可能になります。それによって、自動運転に関する法律を整備したり保険の仕組みを整えることなどにも役立てられるのです。人々の認識を整えたうえで自動運転車が普及すれば、より便利で安全な交通社会を実現しやすくなるでしょう。

自動運転レベル3~5が自動運転

自動運転レベルが設定されているからといって、それらすべてが自動運転に該当するわけではありません。自動運転とされるのは、自動運転レベル3~5の自動車に限定されています。そのため、自動運転レベル0~2はあくまでドライバーがメインで運転する自動車なのです。

このことから、これから社会に自動運転車が普及していく中で、新たに販売された自動車がどのような機能を持っており、それがどの自動運転レベルに該当するかを知っておくことが大切になります。自動運転レベルごとにどのような定義がされているのかを、よく理解しておきましょう。

自動運転レベルの内容を段階別に紹介

現在開発されている自動運転機能や今後開発される自動運転機能が、どの自動運転レベルに該当するのかを知っておくことは、自動運転技術の普及状況を理解するために重要です。それぞれのレベルごとにドライバーの運転をサポートする程度や法的な責任の所在が異なるため、自動運転レベルごとの違いもあわせて理解しておきましょう。

ここからは、自動運転レベルの内容を段階別に紹介します。

自動運転レベル0(ドライバーがすべて自動車を操作する)

自動運転レベル0は、運転に関するすべての操縦をドライバーが行う自動車のことを言います。アクセルを踏んで加速したりブレーキを踏んで減速するといった操縦や、カーブに差しかかったときのハンドル操作など、自動車の操縦をすべてドライバーが行わなければなりません。

最近になって、ドライバーの運転をサポートする機能を搭載する自動車が少しずつ広まってきましたが、まだ公道を走行している自動車のほとんどが自動運転レベル0に該当します。

自動運転レベル1(運転を支援してくれる機能が搭載されている)

自動運転レベル1は、ドライバーの運転を支援する機能が搭載された自動車のことを言います。たとえば車が車線からはみ出したことをシステムが検知して、自動的にステアリングを操作して車の位置を戻してくれるものや、前方車両の速度や車間距離を検知しながら加減速を調節するものなどが該当します。

自動運転レベル1の自動車は、ステアリング操作や自動車の加減速といった機能が相互作用しないものを言います。つまり、自動運転レベル1の自動車は、ステアリング操作または加減速のどちらか一方が搭載されている自動車であるということです。近年販売されている車両にはこれらの機能を搭載したものが多く、試乗会などで自動運転レベル1の自動車を体感した経験がある人は多いかもしれません。

自動運転レベル2(ステアリングと加速を支援してくれる)

自動運転レベル2は、ステアリングと加速の両方を支援する機能を搭載した自動車のこと。自動運転レベル1のように、ステアリングと加速のどちらか一方しか搭載されていない自動車よりも、ドライバーを支援する機能が充実しているのが特徴です。

自動車操縦のほとんどの部分をシステムがサポートしてくれるので、ドライバーの負担は大幅に軽減することになります。しかし、ステアリングや加速の制御機能はメーカーごとに搭載しているシステムによって大きく異なることに注意が必要。自動車の操縦を完全に制御してくれるわけではないので、あくまで運転の主体はドライバであることを知っておきましょう。また、万が一自動運転レベル2の自動車が事故を起こしたときは、運転をサポートしてくれる機能を使っていたとしてもドライバーが責任を負わなければならないことも理解しておく必要があります。

自動運転レベル3(特定の場所であれば自動運転するが緊急時は運転手が操作する)

自動運転レベル3は、特定の場所であれば自動運転をするけれども、緊急時はドライバーが自動車を操縦しなければならないという段階です。「条件付き自動運転」とも呼ばれており、たとえば高速道路のような場所では自動車主体の自動運転が可能になります。しかし、システムの故障や周囲の天候によっては、ドライバーが運転を引き継がなければなりません。そのため、走行中に居眠りや飲酒をすることはできないのです。とはいえ、自動運転中はハンドルから手を離したり、自動車に搭載されているディスプレイで映画を楽しんだりすることは可能だと言われているので、従来の移動時間をより快適なものにできるでしょう。

日本においては、2020年4月から道路交通法の改正が適用されたことによって、自動運転レベル3の自動車を公道で走行させられるようになりました。この法律では、自動運転による走行も「運転」であると定義されていたり、自動運転中に事故や違反があっても必ずしもドライバーが免責されるわけではないということなどが定められています。また、自動運転の作動状況を記録する装置の搭載も義務付けられており、万が一のときはその記録を警察官などに提示しなければなりません。自動運転車を正しく取り扱えるよう、自動運転と法律の関係性についてもよく理解しておく必要があります。

自動運転レベル4(特定の条件のもとでシステムがすべて運転を制御する)

自動運転レベル4は、特定の条件の下でシステムがすべて運転を制御する自動車のことです。自動運転3と似たような意味を持つので違いが分かりにくいかもしれませんが、自動運転レベル3と4の違いは、緊急時であってもドライバーが運転を引き継ぐ必要がないというところ。気象条件の悪化や交通状況の変化などによってシステムがうまく自動車を操縦できなくなったとしても、ドライバーは自動車を操縦しなくてよいため、システム側の責任がより大きいと言えます。

世界ではすでに自動運転レベル4の自動車開発に取り組む自動車メーカーが増えており、日本においても自動運転レベル4を視野に入れた技術開発が進んでいます。

自動運転レベル5(場所や条件にかかわらず自動運転)

自動運転レベル5は、場所や条件にかかわらず自動運転する段階。自動車を動かすためのすべての操作をシステムが行うため、ドライバーという概念がなくなるかもしれません。また、自動運転レベル5の自動車が普及すれば、将来的には無人タクシーや無人トラックなど、人々の移動や物流が大幅に革新するとも言われています。

自動運転車が普及するメリット

自動運転車が普及するメリット
・交通事故が大幅に少なくなる
・交通渋滞が緩和する
・ユーザーの利便性が増す
自動運転車が普及することには、上記のように3つのメリットがあります。なぜ自動運転車の普及が求められているのか、これらのメリットを知っておけばよく理解できるでしょう。ここからは、自動運転車が普及するメリットについて詳しく説明します。

交通事故が大幅に少なくなる

1つ目は、交通事故が大幅に少なくなること。

従来のように人間の判断と技術で操縦している自動車だけでは、事故を防ぐのに限界があります。自動運転技術を搭載した自動車が普及することによって、交通事故の危険性を予見しやすくなり、事故を回避できる可能性が高くなるでしょう。交通事故の起こらない交通社会が築ければ、より多くの人々が安心して暮らせる社会が実現すると期待できます。

交通渋滞が緩和する

2つ目は、交通渋滞が緩和すること。

自動運転技術が発展すれば、効率的な経路を安全に走行できるようになると言われています。それによって交通渋滞が緩和すれば、時間をより有効活用できますし、環境汚染の抑制にもつなけられるでしょう。

ユーザーの利便性が増す

3つ目は、ユーザーの利便性が増すこと。

自動運転レベルの高い自動車が開発されるとともに、移動中の過ごし方も変化してくると考えられます。たとえば移動中に映画鑑賞をしたり会議をすることも、自動運転レベルによっては可能になるでしょう。移動にかかる時間をより効率的に使えると、より充実した日常生活を過ごせるだけでなく、社会全体の生産性向上にもつながると言われています。

自動運転を導入する際の課題とは?

自動運転を導入する際の課題
・自動運転に関する法律の整備が必要
・万が一のときの過失責任を誰が負うか
・自動運転システムの精度が担保できるか
・犯罪をどのように防ぐか
・情報インフラをどのように整備していくか
自動運転を導入するためには、さまざまな課題を解消しなければなりません。具体的には上記のように5つの課題があり、これらをいかに解決させるかが自動運転車の普及をスムーズに行えるかどうかに関わってきます。ここからは、自動運転を導入する際の課題について詳しく説明します。

自動運転に関する法律の整備が必要

1つ目は、自動運転に関する法律の整備です。

2020年4月には、日本において改正道路交通法が適用され、自動運転レベル3の自動車が公道を走れるようになりました。しかし、実際に自動運転レベル3の自動車はまだ公道を走行していないため、今後の状況によっては法律の解釈が変わったり、場合によっては法律の内容が変更される可能性もあります。

また、日本は1949年にジュネーブで作成されたジュネーブ道路交通条約に加盟しています。この条約では、運転者は車両の操縦を行わなければならないとされているため、今後自動運転レベル4以上の自動車を公道で走行させるためには、この条約との兼ね合いをどうするのかを考えなければなりません。

万が一のときの過失責任を誰が負うか

2つ目は、万が一のときの過失責任を誰が負うかということです。

たとえ自動運転技術が進んで交通事故が減少したとしても、完全に交通事故がなくなるわけではありません。改正された道路交通法においても、自動運転レベル3の自動車を運転していたときのシステムの作動状況などによっては、ドライバーが過失責任を負わなければならない可能性があるとされています。

今後さらに高いレベルの自動運転車が開発されたときに、交通事故が発生した際の責任の所在を明確にしておかなければ、安心して暮らせる社会が実現できるとは言えないでしょう。

自動運転システムの精度が担保できるか

3つ目は、自動運転システムの精度が担保できるかどうかです。

たとえシステムが自動車の操縦や周辺環境の認識をすべて行えるようになったとしても、100%安全に走行できるということが担保できなければ、完全自動運転車を普及させるのは難しいでしょう。自然環境や周囲の交通状況などによりうまくシステムが作動しなくなることも考えられるので、今後はいかに自動運転システムの精度を向上させていくかが課題だと言えます。

犯罪をどのように防ぐか

4つ目は、犯罪をどのように防ぐかです。

5Gの普及や高度なIoT機器の開発によって、自動運転技術はさらに進化していくと予想されます。しかし、通信システムを利用する自動運転車が普及するということは、それだけセキュリティリスクも高くなります。万が一走行中に自動運転車のシステムが攻撃を受けた場合でも、安全に自動車を走らせることができるのか、そもそもセキュリティリスクをどのようにカバーするのかといった対策を考えることは、重要な課題です。

情報インフラをどのように整備していくか

5つ目は、情報インフラをどのように整備していくかです。

高度な通信技術が可能になれば、突発的な道路工事や渋滞情報、路面環境の変化といった事態にスムーズに対応できるようになるでしょう。しかし、このような仕組みを整えるためには、通信を行うための基地局を整備したり、これらの情報を処理するためのシステムの作成や道路などに設置する専用機器の開発などが必要。また、自動運転技術のを高めるのは大切ですが、このような情報インフラをどのように整えていくかということも、自動運転が社会に普及するために考えておくべき課題だと言えます。

自動運転レベルを理解したうえで技術の進歩を注視しよう

ここでは、自動運転とはどのようなことを言うのか、自動運転レベルごとにどのような特徴や違いがあるのか、自動運転が社会に普及するメリットや今後の課題などについて説明しました。

自動運転技術が向上することで、人々の移動がより便利で快適なものになると予想されていますが、一方で、自動運転車が普及するためにさまざまな課題にも取り組まなければなりません。ここで説明した内容を参考にして、今後の自動運転車の普及や社会の仕組みの変化に対応できるようにしておきましょう。

人気記事

BTSや乃木坂46も! SHOWROOMが提供する縦型動画アプリ「smash.」人気の秘訣

BTSや乃木坂46も! SHOWROOMが提供する縦型動画アプリ「smash.」人気の秘訣

「手のひらが特等席。」をコンセプトに、スマホの縦画面に特化した動画コンテンツを配信するバーティカルシアターアプリの「smash.」。2020年10月にスタートした新興サービスながら、今ではBTSをはじめとする韓流グループ、AKB48や乃木坂46などの有名アーティストが出演する多数のコンテンツを擁しています。SHOWROOM株式会社の執行役員にして、smash.事業責任者を務める嵐 亮太氏が考えるsmash.の独自性とは? これからの時代の動画コンテンツのあり方とは? ファンとアーティストの距離感はどう変わるのか? 気になる疑問を投げかけてみました。

中国EV市場を席巻する、三大新興メーカーを徹底分析。脅威の中国EVメーカー最新事情・後編【中国デジタル企業最前線】

中国EV市場を席巻する、三大新興メーカーを徹底分析。脅威の中国EVメーカー最新事情・後編【中国デジタル企業最前線】

中国企業の最新動向から、DXのヒントを探っていく本連載。今回は、ガソリン車に代わるモビリティとして期待が高まるEV(Electric Vehicle=電気自動車)と、その核とも言える自動運転技術で世界をリードする中国の強さに迫ります。前編では「EV先進国」の名を欲しいままにしているその理由を、国の政策や技術の面から探ってきました。後編となる今回は、自動車産業に参入してきた新興メーカー3社を紹介するとともに、日本の立ち位置の考察、中国が抱える課題を話題に進めていきます。

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

テクノロジーの力で子育てを変えていく。そんなミッションを掲げ、泣き声診断アプリや赤ちゃん向けスマートベッドライトなど、画期的なプロダクトを世に送り出してきたファーストアセント社。「CES2021 Innovation Awards」を受賞するなど、世界的に注目を集めるベビーテック企業である同社の強さの秘密とは。服部 伴之代表にお話を伺いました。

メタバース覇権を握る、最有力候補!? フォートナイトを運営する「Epic Games」 〜海外ユニコーンウォッチ #6〜

メタバース覇権を握る、最有力候補!? フォートナイトを運営する「Epic Games」 〜海外ユニコーンウォッチ #6〜

「ユニコーン企業」――企業価値の評価額が10億ドル以上で設立10年以内の非上場企業を、伝説の一角獣になぞらえてそう呼ぶ。該当する企業は、ユニコーンほどに珍しいという意味だ。かつてはFacebookやTwitterも、そう称されていた。この連載では、そんな海外のユニコーン企業の動向をお届けする。今回は人気オンラインゲーム「フォートナイト」を運営する「Epic Games(エピック ゲームズ)」を紹介する。

自動車大国・日本がついに中国EV車を輸入。脅威の中国EVメーカー最新事情・前編 【中国デジタル企業最前線】

自動車大国・日本がついに中国EV車を輸入。脅威の中国EVメーカー最新事情・前編 【中国デジタル企業最前線】

中国企業の最新動向から、DXのヒントを探っていく本連載。今回は、ガソリン車に代わるモビリティとして期待が高まるEV(Electric Vehicle=電気自動車)と、その核とも言える自動運転技術で世界をリードする中国の強さに、前後編の2回にわたって迫ります。前編は、自動車大国・日本さえも脅かす存在になるほど進んでいる中国EV市場の実情をお届けします。

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

国内でMaaS(Mobility as a Service)実証が活発化している。新たな交通社会を見据え、既存の交通サービスの在り方を見直す変革の時期を迎えているのだ。 交通社会は今後どのように変わっていくのか。MaaSの基礎知識について解説した上で、海外のMaaSに関する事例を参照し、その変化の方向性を探っていこう。

【Netflix徹底解剖】Netflix4.0、世界最先端のDX戦略を追う

【Netflix徹底解剖】Netflix4.0、世界最先端のDX戦略を追う

全世界での有料会員数が2億人を突破。飛ぶ鳥を落とす勢いで快進撃を続ける企業、Netflix。現在の利用者の中には、彼らの事業が店舗を持たないDVDオンライン郵送サービスからスタートしたことを知らない人もいるかもしれません。1997年、小さなスタートアップ企業として創業したNetflixはその後、DVDレンタルのサブスクリプション、動画ストリーミング配信のサブスクリプション、そして動画オリジナルコンテンツの配信と、デジタルを基盤に着実にビジネスを変革し、今や皆さんご存知の通り、デジタルコンテンツプラットフォームの王者へと成長を遂げています。今回の「世界最先端のデジタルシフト戦略」vol.4では、そのビジネストランスフォーメーションの変遷を立教大学ビジネススクール 田中道昭教授に徹底解剖していただきます。小さなスタートアップ企業であったNetflixがいかに王者となれたのか。その変革の奥にある秘訣とは。DXに取り組む日本企業も見習うべき一貫した姿勢に迫ります。

「メタジョブ!」に聞く、メタバース上で求められる「人材」とその可能性

「メタジョブ!」に聞く、メタバース上で求められる「人材」とその可能性

今、最も注目されている市場の一つである「メタバース」。仮想空間でコミュニケーションやサービスを展開することで、新たなビジネスチャンスをつかもうと、大手からスタートアップまでさまざまな企業の参入が進んでいます。その一つであり、アバタースタッフによるVRイベントやリモート接客など、デジタルワーク(拡張テレワーク)に特化したジョブマッチングサービスを提供する「メタジョブ!」を構想した星野氏に、事業内容や今後の展望、メタバースの変遷について感じることなどを伺いました。

コロナ禍でラジオが復権!? 民放ラジオ業界70年の歴史を塗り替えたradiko(ラジコ)の「共存共栄型 DX」とは

コロナ禍でラジオが復権!? 民放ラジオ業界70年の歴史を塗り替えたradiko(ラジコ)の「共存共栄型 DX」とは

Clubhouseをはじめ、新勢力が次々と参入し、拡大を見せる音声コンテンツ市場。その中で、民放開始から70年の歴史に「大変革」を巻き起こしているのが“ラジオ”です。放送エリアの壁を取り払う、リアルタイムでなくても番組を聴けるようにするといった機能で、ラジオをデジタル時代に即したサービスに生まれ変わらせたのは、PCやスマートフォンなどで番組を配信する『radiko(ラジコ)』。今回は、株式会社radiko 代表取締役社長の青木 貴博氏に、現在までのデジタルシフトの歩みと将来の展望について、お話を伺いました。

Googleやビル・ゲイツも出資する“代替肉”スタートアップ「インポッシブル・フーズ」〜海外ユニコーンウォッチ#2〜

Googleやビル・ゲイツも出資する“代替肉”スタートアップ「インポッシブル・フーズ」〜海外ユニコーンウォッチ#2〜

「ユニコーン企業」ーー企業価値の評価額が10億ドル以上で設立10年以内の非上場企業を、伝説の一角獣になぞらえてそう呼ぶ。該当する企業は、ユニコーンほどに珍しいという意味だ。かつてのfacebookやTwitter、現在ではUberがその代表と言われている。この連載では、そんな海外のユニコーン企業の動向をお届けする。今回は欧米を中心に注目されている「代替肉」を扱う「インポッシブル・フーズ」を紹介する。

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

テクノロジーの力で子育てを変えていく。そんなミッションを掲げ、泣き声診断アプリや赤ちゃん向けスマートベッドライトなど、画期的なプロダクトを世に送り出してきたファーストアセント社。「CES2021 Innovation Awards」を受賞するなど、世界的に注目を集めるベビーテック企業である同社の強さの秘密とは。服部 伴之代表にお話を伺いました。

Googleやビル・ゲイツも出資する“代替肉”スタートアップ「インポッシブル・フーズ」〜海外ユニコーンウォッチ#2〜

Googleやビル・ゲイツも出資する“代替肉”スタートアップ「インポッシブル・フーズ」〜海外ユニコーンウォッチ#2〜

「ユニコーン企業」ーー企業価値の評価額が10億ドル以上で設立10年以内の非上場企業を、伝説の一角獣になぞらえてそう呼ぶ。該当する企業は、ユニコーンほどに珍しいという意味だ。かつてのfacebookやTwitter、現在ではUberがその代表と言われている。この連載では、そんな海外のユニコーン企業の動向をお届けする。今回は欧米を中心に注目されている「代替肉」を扱う「インポッシブル・フーズ」を紹介する。

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

国内でMaaS(Mobility as a Service)実証が活発化している。新たな交通社会を見据え、既存の交通サービスの在り方を見直す変革の時期を迎えているのだ。 交通社会は今後どのように変わっていくのか。MaaSの基礎知識について解説した上で、海外のMaaSに関する事例を参照し、その変化の方向性を探っていこう。

Facebookも注目の「メタバース」とは何か? スマホ向けメタバース「REALITY」のDJ RIO氏に聞く

Facebookも注目の「メタバース」とは何か? スマホ向けメタバース「REALITY」のDJ RIO氏に聞く

Facebookが社名を変更し、中核事業に据えるほど力を入れる「メタバース」。2021年8月にはグリー株式会社が、今後2~3年で100億円規模の事業投資を行い、グローバルで数億ユーザーを目指すと発表しましたが、その中核を担うのが、グリー株式会社の子会社であり、これまでバーチャルライブ配信アプリを手がけてきたREALITY株式会社です。今回は、そんな同社の代表を務めるDJ RIO氏にインタビュー。そもそもメタバースとは何なのか。なぜこんなにも注目が集まっているのか。メタバースは、世界のあり方をどのように変えるのか。メタバース初心者のビジネスパーソンには必読のインタビューです。

デジタル戦略で生まれ変わるカインズ。ホームセンターからIT小売企業への変遷の軌跡【前編】

デジタル戦略で生まれ変わるカインズ。ホームセンターからIT小売企業への変遷の軌跡【前編】

生産労働人口の減少を受け、日本企業はいよいよ生き残りをかけたデジタル化に取り組まなければいけないと言われるフェーズに入ってきました。とはいえ、それができている企業とそうでない企業との差が激しくなっているのも現状です。 そんななか、ホームセンター大手カインズでは、40年かけて積み重ねてきたホームセンターとしてのあり方を見直し、IT小売企業として生まれ変わろうとしています。カインズでデジタル戦略本部長を務め、戦略の指揮をとる池照 直樹氏に、同社のデジタル戦略についてお話を伺いました。 前編は、カインズがどのようにしてデジタル化を実現させていったのか、具体的な取り組みを交えてお届けします。