クラウドってどんなもの?IT初心者にも分かりやすく解説!
2022/2/8
クラウドサービスという言葉を近年よく聞くものの、どのようなものなのか理解していない方も多いでしょう。今回は、そもそもクラウドとは何か、クラウドサービスを利用するメリット・デメリットなどについて具体例を用いて詳しく解説します。
Contents
- クラウドとは
- そもそも、クラウドとは何か?
- なぜ、クラウドと呼ばれるようになったのか?
- クラウドサービスが生まれた背景
- クラウドの種類について
- パブリッククラウドとプライベートクラウド
- サービス提供範囲に着目した分類
- 運用・管理方法に着目した分類
- クラウドサービスを使ったサービスの例
- Googleのクラウドサービス
- WEBメール
- オンラインストレージ
- クラウドサービスを利用するメリット
- メリット①導入コストと運用コストが抑えられる
- メリット②どこでもサービスを利用できる
- メリット③セキュリティが充実している
- メリット④保存容量の心配を抑えやすい
- メリット⑤タイムリーに利用開始できる
- メリット⑥端末の破損に対応しやすい
- クラウドサービスを利用するデメリット
- デメリット①情報セキュリティのリスクが高まる
- デメリット②サービスが終了する可能性がある
- デメリット③インターネット環境が必要
- デメリット④サービスによってはコストが増える
- クラウドサービスをうまく活用できるようにしておこう
クラウドとは
クラウドという言葉は非常に曖昧なものであるため、よく理解していないと答えるのは簡単ではありません。以下では、そんなクラウドについて詳しく解説していきます。
そもそも、クラウドとは何か?
これまではハードウェアを購入したり、パソコン上にソフトウェアをインストールすることでしかサービスを使用することができませんでした。しかし、このクラウドが登場したことでそのような手間をかけなくても利用できるサービスが多数誕生しました。
このように、わざわざハードウェアを購入したり、ソフトウェアをインストールせずとも利用できるようなサービスのことをクラウドサービスと呼んでいます。
クラウドの代表的な特徴として、利用する際にサーバーの所在地が意識されないことが挙げられます。利用者は、インターネットなどに接続されているサーバーが提供するサービスをパソコンやスマホなどで使用することになります。
なぜ、クラウドと呼ばれるようになったのか?
また、様々なシステムを集約した意味でクラウドと呼ばれているという見方もあり、なぜクラウドと呼ばれているのかについては諸説あります。
クラウドサービスが生まれた背景
クラウドの種類について
パブリッククラウドとプライベートクラウド
パブリッククラウド | パブリッククラウドとは、企業や個人に対して環境を提供しているオープンな形態を指しています。 業界や業種も関係なくサービスが提供されているため、企業でも個人でも専用のハードウェアを用いず、利用したい人が自由に利用することが可能です。
パブリッククラウドではネットで申し込みを行えるので、即座にサービスを利用することができます。
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プライベートクラウド | プライベートクラウドとは、企業や組織などが専用の環境を独自に構築し、それぞれの会社で使用したり、グループの会社に提供する形態のことを指します。 こちらのクラウドであれば、これまで用いられてきた社内システムと同じようにシステムを管理したり設計することが可能です。
また、セキュリティに関しても会社独自のセキュリティのもと、柔軟に対応することができます。
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サービス提供範囲に着目した分類
サービス提供範囲に着目した分類 | |
SaaS(サース) | SaaSはこれまでにおいてパッケージ製品として利用していたアプリケーションソフトウェアなどを、インターネットから必要な部分だけサービスとして提供したり利用する形態のことです。 こちらのサービスは容易に利用可能ですが、カスタマイズなどを行えないという特徴があります。
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PaaS(パース) | PaaSはミドルウェアやOSなど、ソフトウェアが稼働するのに必要なプラットフォームをサービスとしてインターネット上に提供する形態のことです。 こちらは各種設定について利用者が行う必要がなく、アプリ開発などに集中できることが特徴となっています。
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IaaS(イアース) | IaaSはサーバーや記憶装置、OSなどのインフラをインターネットを介して提供しています。 その概要はホスティングサービスに近いサービスです。
ただし、ホスティングサービスと比較するとソフトやハードなどの選択自由度が高くなっており、柔軟性のある使用が行えるのが特徴となっています。
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運用・管理方法に着目した分類
運用・管理方法に着目した分類 | |
マネージド型 | マネージド型とは、サービス提供会社側でサーバーやソフトウェアの運用などを実施するサービスです。 サービス提供会社によって管理者権限が保持され、ソフトウェアやサーバーの運用を行います。
利用者は、こちらの提供会社が許している範囲でサービスを利用することができます。
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セルフマネージド型 | セルフマネージド型とは、ユーザー側でサーバーやソフトウェアの運用などを実施するサービスです。 ハードウェアやネットワーク回線などはサービス会社によって提供されます。
こちらのサービスは、管理者権限がユーザー側にあるため、
サービスの提供範囲内でサーバーの設定変更などを自由に行えることが特徴となっています。
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クラウドサービスを使ったサービスの例
Googleのクラウドサービス
WEBメール
しかし、WEBメールではそれらのデータ全てがネット上にあり、時と場所を選ばずに使用することが可能です。WEBメールには、例えばGmailやiCloudメールといったようなサービスが存在しており、この他にも企業に対してメールサービスを提供するクラウドメールも存在しています。
オンラインストレージ
クラウドサービスを利用するメリット
メリット |
・導入コストと運用コストが抑えられる
・どこでもサービスを利用できる
・セキュリティが充実している
・保存容量の心配を抑えやすい
・タイムリーに利用開始できる
・端末の破損に対応しやすい
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メリット①導入コストと運用コストが抑えられる
これまでであれば、会社に新たなシステムを導入しようとすれば、すでに存在しているサーバーへソフトウェアをインストールした上で利用することが当たり前でした。
そうなればサーバーそのものに対しての費用や維持費が必要になりますので、コストも当然掛かってきます。しかし、クラウドであればこのようなサーバー購入やソフトウェア購入などが必要ありません。そのため、導入コストを抑えることが可能です。
また、自社で運用するわけではないためメンテナンスなどのコストを削減でき、運用コストも掛かりません。このように、コスト面でのメリットはクラウドの魅力であると言えるでしょう。
メリット②どこでもサービスを利用できる
しかし、クラウドを導入することで外出先からの処理なども行うことができるようになりました。ネット環境さえ整っていれば場所を選ばずに仕事を行うことができます。忙しい時であれば外部で連絡を取り、非効率な残業を減らすことができるのです。
このように、どこでもサービスを利用できることは、クラウドの大きなメリットの一つでしょう。
メリット③セキュリティが充実している
自社で管理する場合にはそのようなセキュリティ対策を行うためにも専門の担当者とコストが必要になるため、企業側からしてもそれなりの負担となってしまうでしょう。しかし、クラウドを導入すればこのような負担の心配がありません。
クラウドでは、サービスを提供している業者によって、いつでも最新のセキュリティ対策を行うことが可能です。そのため、セキュリティ対策を充実させる点においてはメリットとなると言えます。
ただし、クラウドには以下で解説するような外部からの攻撃される可能性も否定できないため、そのリスクについてもよく理解しておきましょう。
メリット④保存容量の心配を抑えやすい
メリット⑤タイムリーに利用開始できる
メリット⑥端末の破損に対応しやすい
クラウドサービスを利用するデメリット
デメリット①情報セキュリティのリスクが高まる
この他にも人為的な操作ミスの情報漏洩リスクがあることもデメリットの一つです。クラウドサーバー業者の担当者がミスをすることで、個人情報が流出してしまう危険性もあります。
このような情報面でのリスクが存在していることも、あらかじめおさえておく方が良いでしょう。ただし、セキュリティ対策が万全の会社を選択することで、これらのリスクも下げることができるため、会社選びを慎重に行うことが大切です。
デメリット②サービスが終了する可能性がある
利用者の減少などが原因で利用しているクラウドサービスそのものが途中で終了してしまう場合もあるため、このような可能性を事前に把握しておくようにしましょう。
また、長期間アカウントを使用しない場合やサービスを利用していない場合などにも、アカウントが削除される可能性があります。このようなデメリットについても、併せて理解しておくことが大切です。
デメリット③インターネット環境が必要
デメリット④サービスによってはコストが増える
クラウドサービスをうまく活用できるようにしておこう
ただし、利用する際にはそのメリット・デメリットを比較して導入するかどうかを考えることが大切です。クラウドを上手く活用して、充実した生活を送るようにしましょう。