Miroとはどんなサービス?使い方や登録手順、プラン別の違いを詳しく解説
2022/12/26
Miroは、チームメンバーや招待したユーザーと共同編集できるオンラインホワイトボードサービスです。4つのプランが用意されており、無料で利用できるプランもあります。この記事では、新規アカウント作成手順やホワイトボードの基本的な使い方を紹介しています。
Contents
招待したユーザーと共同編集できたり、300種類以上の豊富なテンプレートが使用できたりします。
また、目的に合ったテンプレートを使ってマインドマップやタスク管理を簡単に作成できます。
この記事では、新規アカウント作成手順、ツールやテンプレートの使い方を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Miroとは
Miroはオンラインで利用できるホワイトボードサービスです。
2011年に「RealtimeBoard」というサービス名で始まり、2019年にリブランディングを経て「Miro」になりました。
世界で4,500万人以上が登録しており、2022年6月に日本語版がリリースされました。
Miroの活用方法
・ホワイトボードの共同編集
・300種類以上のテンプレートの利用
・ボードのエクスポート(書き出し)
・ビデオチャットの利用
・外部ツールと連携 など
ホワイトボードの共同編集やボードのエクスポート(書き出し)など、基本的な機能は無料プランで利用できます。
ビデオチャットやカスタムテンプレートなどの機能を使いたい場合は、有料プランの契約が必要です。
ホワイトボードの共同編集
なお、共同編集するには該当するユーザーを招待する必要があります。招待したい人のメールアドレスを入力して招待を送るか、招待リンクを共有しましょう。
また共有したユーザーやチームに対して、ホワイトボードの編集は不可とし、コメントのみや閲覧のみなど制限をかけることも可能です。
300種類以上のテンプレートの利用
ツールの中からテンプレートを開くと「アイデア出しとブレインストーミング」「リサーチとデザイン思考」など目的別にカテゴリ分けされたメニューがあります。また、「検索」から探すことも可能です。
研修や会議前などのアイスブレイクに使える簡単なゲームができるポップなデザインのテンプレートも用意されており、さまざまな場面で役立ちます。
ボードのエクスポート(書き出し)
有料プランを契約すると、画像を高解像度で、PDFを最高品質でエクスポートできます。また、作成したボードをテンプレートとして保存できるようになります。
ビデオチャットの利用
ビデオチャットに参加できる人数は最大で25人です。参加しているユーザーのビデオは画面端に3名まで表示され、ホワイトボードを確認しながら会議ができます。
なお、ビデオチャットはパソコンとタブレットでのみ利用可能です。
外部ツールと連携
たとえば、SlackやTeamsと連携することで、新しいコメントや変更点の通知を受け取れます。JiraやYouTubeと連携すれば、外部コンテンツをMiroのホワイトボードに埋め込むことが可能です。
それぞれのアプリやページを切り替える手間を短縮し、作業効率を上げられます。
Miroのプランは4種類に分けられる
プラン名 | 料金 | 編集できるボード数 | カスタムテンプレートの作成 | ビデオチャットの利用 |
Free | 無料 | 3 | - | - |
Starter | 月間払い:10ドル年間払い:月あたり8ドル | 無制限 | ○ | ○ |
Business | 月間払い:20ドル年間払い:月あたり16ドル | 無制限 | ○ | ○ |
Enterprise | 要問い合わせ | 無制限 | ○ | ○ |
有料プランならボード内容を議事録として蓄積できる
また、テキストチャットは無料プランでも利用できますが、ビデオチャットを利用したい場合は有料プランの契約が必要です。
無料プランを試しに使ってみて、ボード数が足りない・有料プランに含まれる機能が使いたいとなった際は、いつでも有料プランに変更できます。
BusinessプランまたはEnterpriseプランでは、チームメンバー以外の外部メンバーを特定のボードにゲストとして招待できます。
さらに、データフロー図やビジネスプロセスモデリング表記法など、図形パックが使用できるスマートダイアグラムが使用可能です。
なお、Free・Starter・Businessプランは1人から契約できますが、Enterpriseプランはメンバー数50名からの契約となります。
新規アカウント作成手順
1. Miroの公式サイトを開く
2. 「無料で登録する」または「無料ではじめる」をクリック
3. メールアドレスの入力
4. 名前の入力
5. パスワードの作成
6. 認証コードの入力
7. チーム名の入力
8. チームメートの招待
9. 作業目的の選択
10. 登録完了
1.Miroの公式サイトを開く
2.「無料で登録する」または「無料ではじめる」をクリック
3.メールアドレスの入力
4.名前の入力
5.パスワードの作成
ニュースや最新情報を受け取りたい場合は、2つ目もチェックを入れて「次へ」をクリックします。
6.認証コードの入力
7.チーム名の入力
8.チームメートの招待
9.作業目的の選択
10.登録完了
Miroの使い方
ホワイトボードの操作と手順
テンプレートを使う
2. ツールバーからテンプレートをクリック
3. 使いたいテンプレートをクリック
4. 「入力済みを使用」「空白のテンプレを使用」をクリック
5. ホワイトボードに反映される
1.ダッシュボードからボードを選択
2.ツールバーからテンプレートをクリック
3.使いたいテンプレートをクリック
4.「入力済みを使用」「空白のテンプレを使用」をクリック
5.ホワイトボードに反映される
なお、ボードを新規に作る際にダッシュボードからテンプレートを選ぶことも可能です。
付箋を貼る
2. ツールバーから付箋をクリック
3. 好きな色の付箋をクリック
4. 付箋を貼る箇所をクリック
5. テキストの入力
1.ダッシュボードからボードを選択
2.ツールバーから付箋をクリック
3.好きな色の付箋をクリック
4.付箋を貼る箇所をクリック
5.テキストの入力
正方形と横長の長方形、2種類の付箋があり、テキスト入力後に大きさや色の変更も可能です。
コメントの入力
2. ツールバーからコメントをクリック
3. コメントを挿入する箇所をクリック
4. コメントの入力
1.ダッシュボードからボードを選択
2.ツールバーからコメントをクリック
3.コメントを挿入する箇所をクリック
4.コメントの入力
ファイルのアップロード
2. ツールバーからアップロードをクリック
3. アップロードするデータを選択
1.ダッシュボードからボードを選択
2.ツールバーからアップロードをクリック
3.アップロードするデータを選択
マインドマップの作成手順
ツールバーからテンプレートをクリック
左側メニューまたは、検索からマインドマップのテンプレートを探す
「入力済みを使用」「空白のテンプレを使用」をクリック
テンプレートに合わせて入力する
1.ダッシュボードからボードを選択
2.ツールバーからテンプレートをクリック
3.左側メニューまたは、検索からマインドマップのテンプレートを探す
4.「入力済みを使用」「空白のテンプレを使用」をクリック
5.テンプレートに合わせて入力する
サブブランチは、「+」ボタンでブランチを追加でき「−」ボタンでまとめることが可能です。まとめたサブブランチ数は丸の中に表示されます。
タスク管理の作成手順
2. ツールバーからテンプレートをクリック
3. 左側メニューまたは、検索からタスク管理のテンプレートを探す
4. 「入力済みを使用」「空白のテンプレを使用」をクリック
5. テンプレートに合わせて入力する
1.ダッシュボードからボードを選択
2.ツールバーからテンプレートをクリック
3.左側メニューまたは、検索からタスク管理のテンプレートを探す
4.「入力済みを使用」「空白のテンプレを使用」をクリック
5.テンプレートに合わせて入力する
タスクごとにステータスを簡単に入力でき、タスクに担当者や日付を設定することも可能です。
Miroに関するよくある質問
スマホやタブレットでも使える?
パソコンやスマホ、タブレットなど、それぞれに対応したアプリが用意されており、Miroの公式サイトまたは、Google PlayやApp Storeなどからダウンロードできます。
タッチスクリーン搭載のデバイスであれば、専用ペンや指で直接ボードに描けるため、ペンツールで実際のホワイトボードとマジックペンのように使えて便利です。
ボードを同時編集する際の人数制限はある?
Miroの公式サイトでは「300人を超えると参加しているユーザー全員がシームレスに操作できるかどうかはわからない」と記載がありますが、「複数のユーザーが安定した作業ができるようにサポートし、パフォーマンスの最適化を図っていく」としています。
まとめ
アカウントを作成すれば、パソコンやスマホ、タブレットなど、さまざまなデバイスで利用できます。
無料のFreeプランでは、ホワイトボードが3つまで使用でき、テンプレートの利用やテキストチャット、ボードのエクスポート(書き出し)なども可能です。
ホワイトボードを3つよりも多く使いたい場合や、ビデオチャットを利用したい場合は有料プラン契約しましょう。プランの変更はいつでもできます。
この記事をみてMiroに興味を持った人、試してみたい人はぜひ公式サイトを確認してみてください。