VRで活性化する体験型エンタメ施設・横浜駅直通『アソビル』!次世代テーマパークのVR活用法とは

2019年3月にオープンした新しいエンターテインメントビル、横浜駅直通の『アソビル』。これまでリアルなエンターテインメントをテーマにさまざまな事業を手掛けてきた株式会社アカツキライブエンターテインメントが、フロアごとに異なるエンタメ体験が楽しめる『アソビル』をオープンさせました。

そのなかで今回お話を伺ったのは、作家・西野亮廣さんが手掛ける絵本『えんとつ町のプペル』の世界観を忠実に再現したVR(バーチャル・リアリティ)コンテンツについて。まるで自分が絵本のなかに入り込んだかのような体験ができるとあり、大人から子どもまで幅広い世代に人気を博しています。今回は、『えんとつ町のプペルVR』を導入した株式会社アカツキライブエンターテインメントの田中苑子氏を訪ねました。

※本記事は、『drop:フィジタルマーケティング マガジン』で、2019年9月6日に公開された記事を転載したものです。
株式会社アカツキライブエンターテインメント 田中苑子氏

株式会社アカツキライブエンターテインメント 田中苑子氏

アソビルが提供する「新しい体験」とは?VRを導入した理由

アソビル 2階『えんとつ町のプペルVR』会場

アソビル 2階『えんとつ町のプペルVR』会場

――2019年3月にオープンした『アソビル』は、どのような施設なのでしょうか。

様々な遊びの集う、複合型エンターテインメント体験ビルです。弊社はこれまで、サバゲーフィールドやパーティークリエーションサービス、飲食事業など、建物の一室をリノベーションしてソフトコンテンツを入れるエンターテインメント体験を提供してきました。今回はそれらのノウハウを活かしつつ、今までにない新しいエンタメビルをつくるというチャレンジで、元・横浜中央郵便局別館であった地下1階、地上4階、屋上のあるビル一棟をまるごとお借りし、企画運営をすることになりました。

フロアごとにコンセプトが異なり、地下はカフェ&バー、1階はグルメ、2階はエンタメ、3階はものづくり、4階はキッズテーマパーク、屋上はスポーツコート。それぞれのフロアで多種多様なコンテンツを楽しむことができます。

――VRコンテンツは、2階のエンタメフロアに採用されているもののひとつですよね。

はい。2階では「厳選されたエンタメ体験のセレクトショップ」というコンセプトをもとに、インスタ映えで話題になった『うんこミュージアム YOKOHAMA』や『リアル脱出ゲーム』などをはじめとする体験型コンテンツを複数導入しています。『えんとつ町のプペルVR』もエンタメフロアで展開しているもののひとつで、それぞれ一定期間でコンテンツを入れ替えながら運用しています。

――今回、VRコンテンツを導入したのには、どういった意図があったのでしょうか。

VRにこだわりがあったわけではなく「様々な新しいエンタメ体験が集う」というコンセプトの観点で、VR導入の案がありました。また、VRは体験時間が短く、他コンテンツからの「ついで集客」という観点でも期待がありました。ジャンルに縛られない、本来であれば別々の施設で開催されるような多種多様なコンテンツが集まる2階フロアにおいて、VRはとても効果的なツールだと思っています。

子どもの頃の夢を叶えてくれる、『えんとつ町のプペルVR』導入の効果

『えんとつ町のプペルVR』イメージ画像

『えんとつ町のプペルVR』イメージ画像

――VRコンテンツとして『えんとつ町のプペル』を採用したのには、何か理由があったのでしょうか。

導入に踏み切ったのは、“お客様へ新しい発見を届ける”という私たちの思いに合致したからです。今までエンタメに使われてきたVRは、ホラーやスリルなど刺激を楽しむものがほとんどでした。しかし『えんとつ町のプペルVR』は、映画を360°でみる感覚で、物語を純粋に楽しむツールとして活用できると感じました。

以前、個人的にVRを体験したときは、何もない場所で突然セットを付けて体験を開始したため、現実との乖離があって作品に入り込めなかった経験がありました。ですから、もしVRを導入するのであれば、なるべく現実と仮想現実の乖離をなくしたいという思いがあったんです。

小さい頃、絵本やアニメをみて「物語のなかに入ってみたい」と夢みたことがある方は多いのではないでしょうか。『えんとつ町のプペルVR』は、はじめに会場のなかで絵本の扉を開き、本のなかに自分たちが吸い込まれていくところからはじまります。そうすると、現実から物語のなかに入ったかのような感覚が味わえるので、作品への満足度が格段に違ったんです。VRは、使い方次第で子どもの頃の夢も叶えられるツールなのだと感じました。

【360° VR】キングコング西野著『えんとつ町のプペル』のVR体験が横浜で

――導入の際、もっとも苦労したことを教えてください。

当初期待していた「ついで集客」は、思いのほか苦労した面があります。VRは、実際にやってみないと面白さがなかなか伝わらないので。それでいうと、ポスターもそうですね。パッとみで絵本の展示だと思われたり、だからと言ってVRのヘッドディスプレイをつけた人をポスターに入れても、良さが伝わるわけではありません。実際に体験するストーリー映像を見ていただくこともできますが3Dデータを無理矢理2Dにしているので、世界観を十分には伝えられないんです。

ですから、最近ではデモプレイでみていただけるよう、機材を外に持ち出し、通りかかった人に試してもらうなど試行錯誤しています。我々の仕事は提供するだけでなく、お客様にどうすれば届けられるのかを考え、プロデュースすることです。クリエイターの方がどんなに良いものをつくっても、お客様に届けられなければ意味がありません。なので、今後も試行錯誤を重ね、最適な方法をみつけていきたいと思っています。

――結果的に、当初期待した効果は実感できているのでしょうか?

「誰でも体験できるコンテンツ」というところで、効果を実感できています。当初は、絵本の作者であるキングコング・西野さんのファン(30代〜40代女性)の来場が多いのではないかと想像していました。実際に西野さんのファンの方もいらっしゃっていますが、それ以上にお子様連れへのウケがよかったのは想定外でした。外部で期間限定のデモンストレーションを開催しましたが、そこでもお子様の食いつきが非常によかったです。

『えんとつ町のプペル』の絵本は、内容にもボリュームがありますし、小さなお子様にとっては字を読むのが難しい部分があります。しかしVRでは、海外の方も楽しめる設計にしているのもあり、ほとんどセリフがありません。プペルのキラキラした世界観と音楽、ちょっとした声を載せただけで物語を理解できるんです。それだけでなく、プペルはストーリー自体も深くて感動する内容なので、大人も楽しめます。そうした部分が、結果的に幅広いターゲットに受け入れてもらえたのだと思います。

――なるほど。オペレーションの面ではいかがでしたか?

『えんとつ町のプペルVR』は入場から15分程度でみられるので、空いている時間にサッと入っていただけます。一方『うんこミュージアムYOKOHAMA』は体験時間が長く、どうしてもすぐ行列ができてしまいます。ですから、このふたつを掛け合わせるのは相性が良いと感じました。

それからVRは、頭につけるヘッドディスプレイと空間の装飾のみ用意すれば良いので、ツールとして比較的容易に導入できるのが利点だと思います。とくにここのエンタメフロアは、5つの部屋をそれぞれで異なるコンテンツを常時入れ替えながら運用するので、VRのように導入に工数がかからないコンテンツは運営側としても大きなメリットです。

――2019年7月末2作品目となるVRを取り入れたのは、初回のVR導入の影響をみての判断だったのでしょうか?

夏休みに入る直前なのもあって、恐竜の世界を歩き回ることができるVR「アバル:ダイナソー」を導入しました。お子様はもちろん、最近、恐竜は大人にもジワジワと人気が出てきていて、様々な恐竜の体験型エンターテインメントが増えてきているんです。恐竜の世界に入って、横を歩いたり、追いかけられたり……そこに実際に行く体験ができるのは、大人にも刺さるものがあると思っています。

アカツキライブエンターテインメントが、これからの最新技術に期待していること

――最近では、最新技術を入れることで企業のブランディングにもなる側面があるので、プロモーション施策としてVRを活用される企業も多くみられます。そうした面でも反響を感じましたか?

確かにプレスリリースなどでは、「VR」という言葉の引きの良さを感じます。アソビルオープン当初にVRコンテンツが入ることを楽しみにしている声は、SNSをみていてもとても多かったです。VR技術に対しての期待感はもちろん、VRをやったことがなくても言葉だけで「なんか凄そう」と感じてもらえる効果もあるようです。

――今後もVRをはじめ、最新技術を活用していく見通しはありますか?

お客様へ体験を届ける手段として、今後も技術利用は検討しています。これまでも弊社では、オンラインとオフラインの体験融合を実施してきました。たとえば、プロジェクションマッピングで投影されたブロックを、ピンポン球を当てて崩していく新感覚卓球ゲーム『PONG PONG』や、アソビル・PITCH CLUBに入るプロジェクションマッピングダーツなどがあります。現在では全館の施策として、スマホアプリをかざせばいろいろな場所にAR(オーグメンテッド・リアリティ)のアソビルモンスター(アソビルの公式キャラクター)が現れ、一緒にゲームをするという取り組みも実施しています。

アソビルは、より多くのお客様にカジュアルに新しい体験をしていただくのを大切にしています。最先端の技術を使うためではなく、楽しい体験を届けるために「AR」や「VR」が効果的であれば、これからもツールとして導入していくと思います。

――これからの最新技術に期待していることを教えてください。

「リアル」を軸にした技術開発です。現状、アトラクションや絶景で味わえる感動は、やはり生身で感じるリアルの体験には敵わないと思っています。ですから、仮想現実でリアルの再現を極めていくよりも、リアルを軸において技術を利用するエンターテインメントを提供していきたいと考えています。日常生活のなかに何かが突然現れたり、街中の風景が突然違う景色に切り替わる……というように、私たちの普段の生活を軸にした新しい世界を提供していきたいです。新しい技術と現実にあるものを上手く融合させ、新しい価値を生み出していくために、これからも挑戦し続けたいと思っています。

人気記事

「組織としての自己変革にかける想いに共感し、みずほへ入社」。みずほFG執行役員 秋田夏実氏×立教大学ビジネススクール田中道昭教授【前編】

「組織としての自己変革にかける想いに共感し、みずほへ入社」。みずほFG執行役員 秋田夏実氏×立教大学ビジネススクール田中道昭教授【前編】

国内外の金融機関と前職のアドビを含め、主にマーケティングや広報領域で手腕を発揮してきた秋田夏実氏。2022年5月に入社したみずほフィナンシャルグループでは、これまでのキャリアから一新して、グループCPO(Chief People Officer)とグループCCuO(Chief Culture Officer)を務め、組織開発・D&I推進等と企業文化の改革に挑戦をしています。立教大学ビジネススクールの田中道昭教授とともに、これからの時代のキャリアと学びについて意見を交わしました。 前半は秋田氏のこれまでの経歴、アメリカのビジネススクールでのエピソード、みずほに入社を決めた理由などをうかがいます。

香りを言語化するAI。KAORIUMが切り拓くビジネスチャンス

香りを言語化するAI。KAORIUMが切り拓くビジネスチャンス

イメージする香りはあるけれど、その通りの香水をなかなか見つけられない。「甘口」「辛口」だけでは、自分好みの日本酒を選べない。セントマティック社が開発する「KAORIUM(カオリウム)」は、香りや風味を言語化することで、そんな悩みを解消してくれる最先端のAIシステムです。今回お話を伺ったのは、同社の代表取締役である栗栖俊治氏。なぜ香りの分野に注目したのか。ビジネスとしての香り市場の秘めたるポテンシャルとは。KAORIUMの活用で広がる可能性とは何か。世界も注目するその取り組みに迫ります。

創業3ヶ月で22億円超を調達。Relux創業者が背水の陣で挑む、海外旅行DX

創業3ヶ月で22億円超を調達。Relux創業者が背水の陣で挑む、海外旅行DX

コロナ禍で我々の生活は大きく変わりました。人とのコミュニケーション、働き方やライフスタイル、人生の価値観。これまで当たり前のように可能であった旅行もまた、さまざまな制限のなかで行われ、今後もこうした生活スタイルがしばらく続くことが予想されます。 そんななか、旅行・観光業界の多くの課題をデジタルの力を活用して解決し、これまでのスタイルを根底から変えていく「あたらしい旅行代理店」が誕生しました。その名も「令和トラベル」。そして創業したのは、宿泊予約サービス「Relux」を創業した篠塚 孝哉氏。この会社、創業3ヶ月でありながら22億円超を調達し、話題を集めています。なぜ今、海外旅行事業で起業するのか、目指していく「海外旅行業界のDX」とは何か、「あたらしい旅行代理店」が誕生することで生活者の旅行体験はどう変わるのか、篠塚氏にお話を伺いました。

中国EV市場を席巻する、三大新興メーカーを徹底分析。脅威の中国EVメーカー最新事情・後編【中国デジタル企業最前線】

中国EV市場を席巻する、三大新興メーカーを徹底分析。脅威の中国EVメーカー最新事情・後編【中国デジタル企業最前線】

中国企業の最新動向から、DXのヒントを探っていく本連載。今回は、ガソリン車に代わるモビリティとして期待が高まるEV(Electric Vehicle=電気自動車)と、その核とも言える自動運転技術で世界をリードする中国の強さに迫ります。前編では「EV先進国」の名を欲しいままにしているその理由を、国の政策や技術の面から探ってきました。後編となる今回は、自動車産業に参入してきた新興メーカー3社を紹介するとともに、日本の立ち位置の考察、中国が抱える課題を話題に進めていきます。

AIの思考を人間が助ける。AI領域で人気の職種「プロンプトエンジニア」とは何か

AIの思考を人間が助ける。AI領域で人気の職種「プロンプトエンジニア」とは何か

プロンプトエンジニアという言葉をご存知でしょうか。英語圏では2021年頃から盛り上がりを見せている職種の一つで、中国でも2022年の夏頃からプロンプトエンジニアの講座が人気を呼んでいます。今回は、プロンプトエンジニアとは何か、どうトレーニングすればよいのかについて、日本国内でプロンプトエンジニアの採用と教育を実施している株式会社デジタルレシピ 代表取締役の伊藤 新之介氏に解説していただきました。

企業文化の変革から始まる「みずほの挑戦」。みずほFG執行役員 秋田夏実氏×立教大学ビジネススクール田中道昭教授【後編】

企業文化の変革から始まる「みずほの挑戦」。みずほFG執行役員 秋田夏実氏×立教大学ビジネススクール田中道昭教授【後編】

国内外の金融機関と前職のアドビを含め、主にマーケティングや広報領域で手腕を発揮してきた秋田夏実氏。2022年5月に入社したみずほフィナンシャルグループでは、これまでのキャリアから一新して、グループCPO(Chief People Officer)とグループCCuO(Chief Culture Officer)を務め、組織と企業文化の改革に挑戦をしています。立教大学ビジネススクールの田中道昭教授とともに、企業に求められるダイバーシティとエクイティ、ジェンダー問題について意見を交わしました。 後編は秋田氏がグループCPOとして手がけてきた施策、みずほフィナンシャルグループが考えるダイバーシティとエクイティ、これからの企業と従業員の関係性についてお話をうかがいます。

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

国内でMaaS(Mobility as a Service)実証が活発化している。新たな交通社会を見据え、既存の交通サービスの在り方を見直す変革の時期を迎えているのだ。 交通社会は今後どのように変わっていくのか。MaaSの基礎知識について解説した上で、海外のMaaSに関する事例を参照し、その変化の方向性を探っていこう。

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

テクノロジーの力で子育てを変えていく。そんなミッションを掲げ、泣き声診断アプリや赤ちゃん向けスマートベッドライトなど、画期的なプロダクトを世に送り出してきたファーストアセント社。「CES2021 Innovation Awards」を受賞するなど、世界的に注目を集めるベビーテック企業である同社の強さの秘密とは。服部 伴之代表にお話を伺いました。

東芝の舵を取る新社長 島田太郎氏が見据える復権の鍵に、立教大学ビジネススクール田中道昭教授が迫る【前編】

東芝の舵を取る新社長 島田太郎氏が見据える復権の鍵に、立教大学ビジネススクール田中道昭教授が迫る【前編】

2022年3月に東芝の代表執行役社長 CEOに就任した島田太郎氏。デジタル分野のトップを務めた島田氏は、「東芝でデジタルが分かる初めての社長」として就任時から大きな注目を集めています。 昨年開催された「Digital Shift Summit 2021」では「日本企業がデジタルシフトでGAFAに打ち勝つ方法」というテーマの鼎談に立教大学ビジネススクールの田中道昭教授と、デジタルホールディングス代表取締役会長の鉢嶺登氏とともに参加し、東芝および日本企業の未来についての展望を語っています。 島田氏は、日本を代表する企業である東芝でどのような事業を強化し、どう舵取りをしていくのか。東芝が目指すDXの形や、プライバシーを最優先した次世代のデータビジネスとはどのようなものなのか? また、東芝および日本企業がGAFAに打ち勝つためにできることとは。社長に就任した島田社長が抱くビジョンに迫ります。 前編は島田氏が社長に就任してからの変化、東芝が手がけるスマートレシート躍進の理由と将来の展望、ナノエコノミーの可能性などについてお話をうかがいます。

日本5社目のユニコーンと報じられた「Opn」。世界を舞台に急成長を遂げるフィンテック企業の展望とは

日本5社目のユニコーンと報じられた「Opn」。世界を舞台に急成長を遂げるフィンテック企業の展望とは

伝説の幻獣である「ユニコーン」になぞらえて、企業価値評価額の高いスタートアップを評する言葉、「ユニコーン企業」。アメリカや中国でその数が増え続けている一方で、日本では未だ、少ない状況にあります。そんななか、2022年5月にシリーズC+ラウンドで1億2,000万ドルを調達し、日本5社目のユニコーンと報じられた企業があります。それが創業からグローバルを視野に事業を営み、東京やバンコクなどアジア6カ国を拠点とするフィンテック企業、Opn株式会社です。 さらに資金調達と同時に、ビジョンと戦略を刷新。無駄を削ぎ落し、鋭さの増した同社の成功を支える組織とプロダクトの強み、次に目指す世界について、創業者であり、代表取締役CEOを務める長谷川 潤氏にお話を伺いました。

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

テクノロジーの力で子育てを変えていく。そんなミッションを掲げ、泣き声診断アプリや赤ちゃん向けスマートベッドライトなど、画期的なプロダクトを世に送り出してきたファーストアセント社。「CES2021 Innovation Awards」を受賞するなど、世界的に注目を集めるベビーテック企業である同社の強さの秘密とは。服部 伴之代表にお話を伺いました。

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

国内でMaaS(Mobility as a Service)実証が活発化している。新たな交通社会を見据え、既存の交通サービスの在り方を見直す変革の時期を迎えているのだ。 交通社会は今後どのように変わっていくのか。MaaSの基礎知識について解説した上で、海外のMaaSに関する事例を参照し、その変化の方向性を探っていこう。

中国EV市場を席巻する、三大新興メーカーを徹底分析。脅威の中国EVメーカー最新事情・後編【中国デジタル企業最前線】

中国EV市場を席巻する、三大新興メーカーを徹底分析。脅威の中国EVメーカー最新事情・後編【中国デジタル企業最前線】

中国企業の最新動向から、DXのヒントを探っていく本連載。今回は、ガソリン車に代わるモビリティとして期待が高まるEV(Electric Vehicle=電気自動車)と、その核とも言える自動運転技術で世界をリードする中国の強さに迫ります。前編では「EV先進国」の名を欲しいままにしているその理由を、国の政策や技術の面から探ってきました。後編となる今回は、自動車産業に参入してきた新興メーカー3社を紹介するとともに、日本の立ち位置の考察、中国が抱える課題を話題に進めていきます。

Googleやビル・ゲイツも出資する“代替肉”スタートアップ「インポッシブル・フーズ」〜海外ユニコーンウォッチ#2〜

Googleやビル・ゲイツも出資する“代替肉”スタートアップ「インポッシブル・フーズ」〜海外ユニコーンウォッチ#2〜

「ユニコーン企業」ーー企業価値の評価額が10億ドル以上で設立10年以内の非上場企業を、伝説の一角獣になぞらえてそう呼ぶ。該当する企業は、ユニコーンほどに珍しいという意味だ。かつてのfacebookやTwitter、現在ではUberがその代表と言われている。この連載では、そんな海外のユニコーン企業の動向をお届けする。今回は欧米を中心に注目されている「代替肉」を扱う「インポッシブル・フーズ」を紹介する。

デジタル戦略で生まれ変わるカインズ。ホームセンターからIT小売企業への変遷の軌跡【前編】

デジタル戦略で生まれ変わるカインズ。ホームセンターからIT小売企業への変遷の軌跡【前編】

生産労働人口の減少を受け、日本企業はいよいよ生き残りをかけたデジタル化に取り組まなければいけないと言われるフェーズに入ってきました。とはいえ、それができている企業とそうでない企業との差が激しくなっているのも現状です。 そんななか、ホームセンター大手カインズでは、40年かけて積み重ねてきたホームセンターとしてのあり方を見直し、IT小売企業として生まれ変わろうとしています。カインズでデジタル戦略本部長を務め、戦略の指揮をとる池照 直樹氏に、同社のデジタル戦略についてお話を伺いました。 前編は、カインズがどのようにしてデジタル化を実現させていったのか、具体的な取り組みを交えてお届けします。

コロナ禍でラジオが復権!? 民放ラジオ業界70年の歴史を塗り替えたradiko(ラジコ)の「共存共栄型 DX」とは

コロナ禍でラジオが復権!? 民放ラジオ業界70年の歴史を塗り替えたradiko(ラジコ)の「共存共栄型 DX」とは

Clubhouseをはじめ、新勢力が次々と参入し、拡大を見せる音声コンテンツ市場。その中で、民放開始から70年の歴史に「大変革」を巻き起こしているのが“ラジオ”です。放送エリアの壁を取り払う、リアルタイムでなくても番組を聴けるようにするといった機能で、ラジオをデジタル時代に即したサービスに生まれ変わらせたのは、PCやスマートフォンなどで番組を配信する『radiko(ラジコ)』。今回は、株式会社radiko 代表取締役社長の青木 貴博氏に、現在までのデジタルシフトの歩みと将来の展望について、お話を伺いました。