救急医療向け、テキスト構造化AIと音声入力エンジンを搭載した支援システム「Next Stage ER Ver.2.0」がリリース
Next Stage ERの画面上から直接音声入力機能を起動できる機能を実装した。救急医療現場で必要とされる、バイタルサインの種別入力や処置記録の入力に関しては音声コマンドを用いて、音声から直接構造化データ入力ができる機能を開発しているという。
株式会社データックとの協業により、Next Stage ER上で1枚の診療録として記載した救急外来経過記録を自動で構造化し、さらに病名等の辞書により表記揺らぎを吸収、標準表記に変換する機能を実装した。臨床業務の電子カルテ入力と同時に、レジストリや患者台帳を構築することが可能になっている。
バイタルサインモニター画像から文字情報を自動抽出し、データシステムに格納するなど、急性期医療現場での迅速な情報入力に有効な画像解析機能を実装した。
◆医療機関間のD to D相談機能
Next Stage ERシステム上よりMicrosoft TeamsのアプリケーションAPIを起動して医師同士の医療相談ができる機能を実装。専門外疾患の救急外来診療時や、重症患者の病院間転送の相談に役立つと考えられる。現在、診療録テキスト情報を構造化し、診療情報提供書を自動作成する機能を開発しているとのことだ。