ハローワークの求人票から採用専用サイトを作成するサービスがローンチ AIがコンテンツを構成
2019/8/5
HRTechをベースとしたサービスの開発・展開を行う株式会社HAB&Co.は、ハローワークの求人番号から自社専用採用サイトがつくれるサービス「SHIRAHA WORK」をリリースした。
ハローワーク求人番号で採用サイトが手軽につくれるサービス。
「人が欲しいけど、時間がなかったり、コストをかけられなかったり、ハローワークで募集してみたけど反応がイマイチ」という課題の解決を目指す。
背景には、求職者は、採用サイトがあることで、自分が働く姿を想像したり、職場のイメージを見て不安を解消することや、ハローワークや採用媒体などは登録が面倒だと感じている方も多く、気軽に応募や問い合わせができる採用サイトを求めていることがあげられる。
会社の基本情報と、ハローワークの求人番号を入れるだけで、AI(人工知能)によるサジェスト機能で、ユーザーの会社やお店にあった最適な文章や画像を自動構成するという。情報は後から自由に編集することも可能。料金は一切不要で、試した後に、有料プランに切り替えるとさらに高機能なプランも利用できる。
首都圏では当たり前のようにインターネットをベースとした採用活動が行われている。昨今では、「タレントプール」「Twitter採用」「単発・マッチングアプリ」などがトレンドワードとなっているとのことだ。求職者の情報接触におけるインターネット活用率は益々増加、かつ多様化している。
一方、地方では、担当者のITリテラシーが追いついていないために、求職者にとって魅力的なサイトが作れていなかったり、応募が集められなかったりするという。求職者が様々なITツールを駆使して就職・転職活動を行なうようになったにも関わらず、地方中小企業では採用にかけられる時間や人手がないために、時代に合った採用活動ができず、求めているような人材に出会えていないのではないのだ。
また、月に数十万円もする媒体やHRTechツールを恒常的に利用できている企業はおよそ5-10万社程度。一方で、公共職業安定所(ハローワーク)をアクティブで利用している企業は200万社程あると言われている。
予算の大小・ITリテラシー・マンパワーなどが採用活動の成否を左右するのではなく、どんな企業であっても自社の魅力や雰囲気を手軽に発信でき、ターゲットとする人材を集められる。そのようなソリューションを提供することで、地方活性化や日本社会全体の生産性を高めていきたいという思いから、本プロジェクトが進められた。