東京メトロ、AIチャットボットを実験導入。訪日外国人への案内サービスを強化

東京地下鉄株式会社と株式会社ビースポークは、2019年12月1日から2020年2月29日まで、訪日外国人向けのご案内サービスとしてAI(人工知能)チャットボット「Bebot(ビーボット)」の実証実験を実施する。

「Bebot」は、AIによって訪日外国人向けコンシェルジュ業務を行うスマートフォン用チャットボットサービス。今回の実証実験では、訪日外国人旅行者の利用が多い銀座線の各駅(浅草から渋谷まで)に対応しており、駅構内のバリアフリー情報や乗り換え案内、駅周辺の観光スポットといった外国人旅行者の問い合わせに、英語でリアルタイムにご案内することが可能だ。

利用の際は、アプリなどのダウンロードは一切不要で、自身のスマートフォンのブラウザを通じて誰でも無料で「Bebot」を利用することができる。

東京メトロは、このサービスへの訪日外国人旅行者のニーズやAIの有効性などを検証し、今後の案内ツールの充実を検討するとのことだ。
AIチャットボット「Bebot」実証実験に関する詳細

1.AIチャットボット「Bebot」について
チャットボットとは、チャット(対話する)とボット(ロボット)を組み合わせた言葉で、AI(人工知能)を活用して、テキストで自動的に対話するプログラムのことだ。「Bebot」は、自身のスマートフォンのブラウザを通じて、駅構内のバリアフリー情報や乗り換え案内、駅周辺の観光スポットといった問い合わせに、英語でリアルタイムに対応する。

2.実証実験について
(1)目的
・訪日外国人に向けた案内の充実
・AIチャットボットのニーズや有効性の検証
(2)実施期間
2019年12月1日(日)から2020年2月29日(土)
(3)利用方法
・銀座線各駅の駅事務室や駅構内に掲出されている「Bebot」案内ポスターのQRコードをスキャン、もしくは、ポスターに記載のURL(bebot.io/g3)にアクセスする。
・「Bebot」のチャットページが立ち上がり、チャットサービスが開始される。
(4)利用料
無料
(5)「Bebot」で案内可能な主な情報
・乗車券案内
・銀座線各駅の周辺観光案内
・銀座線各駅の駅施設情報
(6)対応駅
銀座線各駅(全19駅)
(7)対応言語
英語
(8)その他
実証実験の結果等を踏まえ、今後の施策に活かす予定だという。

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