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吉本がAIアバター活用へ 所属タレントのアバターが4月に公開
2020/2/27
吉本興業ホールディングス株式会社は、カリフォルニア州パサデナ–デジタル空間でのコミュニケーションに革命を起こすパーソナルアーティフィシャルインテリジェンス(PAI)技術を作成する人工知能(AI)企業であるObEN,Inc.とコラボレーションし、日本およびその他の国にインテリジェントなアバターで生まれる新しい経験を提供する。
「ObEN」は、カスタマイズされたインテリジェントなデジタルヒューマンの作成において世界的リーダーだ。音声と画像データなど、最小のサンプルを使用して、世界中の誰でも自分にそっくりな外観で、どの言語でも自分の声で話すことができるアバターが作成できる。これらのデジタルペルソナは、パーソナルAI(PAI)と呼ばれる。 「ObEN」のパーソナルAI技術は、SoftBank、China Central Television(CCTV)、NBAスターなどの投資家やクライアント向けのプロジェクトで使用されている。PAIは、スマホアプリ、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)で利用できる。また、ゲームやSNSのユーザーにカスタマイズされた特別な経験が提供できる。
「吉本興業」に所属する膨大なタレントのIPを使って、アーティストまたは製品ブランドの代表としてのPAIを作成し、世界中で活躍させることができる。SaaSコンテンツ作成プラットフォームである「PAI Studio」を含む「ObEN」の技術は、PAIの外観、音声、アニメーションを自動的に生成し、迅速なコンテンツ作成を実現する。さらに、PAIは、音声変換技術を使用して、ユーザーの母国語以外の言語を話すこともできるという。
安全のために、ブロックチェーン技術を使用して、ユーザー、クライアント、パートナーの個人情報と著作権を保護する。このコラボレーションにより、吉本興業は、吉本興業の芸能人のIPを使用してObENのAIアバターの作成を強化し、日本市場向けにAIアバターのIPを管理および運用する。また両社は現在、吉本興業の所属タレントのIPを使った3Dアバター製作に取り組んでおり、2020年4月に初公開を予定している。