Yahoo! JAPANとイオン九州、 即時配達サービス「PayPayダッシュ」の実証実験を開始 3月16日から福岡県天神エリアで

ヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)とイオン九州株式会社は、即時配達サービス「PayPayダッシュ」の実証実験を、2020年3月16日から開始する。本実証実験は福岡県天神エリア限定で、イオンショッパーズ福岡店の約150種類の商品を、注文から最短30分で自転車にて配達するもの。また、本日から「PayPayダッシュ」のアプリ(iOS版・Android版)を提供開始した。

本実証実験は、物流分野においてイオン九州と、ソフトバンク株式会社やそのグループ企業が連携する施策の第2弾として実施する。第1弾として、イオン九州とラストワンマイル配送の実証実験を行ったソフトバンクは、本実証実験において、オンラインとオフラインを結ぶ配達サービスを、実店舗でのオペレーションに実装するノウハウを提供する。

本実証実験では、ユーザーは「PayPayダッシュ」のアプリ上で配達先を指定して、お弁当やパン、飲料、お菓子などの商品を注文すると、最短30分で商品を受け取ることができる。「PayPayダッシュ」の配達員は注文を受けた後、店舗で該当商品をピックアップし、自転車で商品を配達先に届ける。支払いは、商品受け取り時にユーザーの「PayPay」アプリ上で行う「PayPay」決済、または商品注文時に「PayPayダッシュ」のアプリ上で行うクレジットカード決済のいずれかを選択できる。

経済産業省が発表した2018年のBtoC-EC市場規模(物販系分野)は、9兆2,992億円(前年比8.12%増)と増加しており、インターネット通販やネットスーパーの市場は成長している。「PayPayダッシュ」は、共働き世帯や高齢者など、実店舗まで日用品を購入しに行くことに不便や苦労を感じる方の課題を解決できる。また、インターネット通販の課題である注文から配達までにかかる日数を気にせずに買い物ができ、「いますぐ欲しい」というニーズに応えることが可能。対象エリア内であれば、自宅以外の配達先も指定できるため、勤務先での飲料や菓子の調達などあらゆるシーンで利用が可能だ。

Yahoo! JAPANとイオン九州は本実証実験により、実店舗から配達先のラストワンマイルの即時配達ニーズを把握するとともに、今後の取扱商品の拡大や、他の地域での展開を検討し、さらなる買い物体験の向上を目指す。また、産業のデジタル化による社会課題解決を目指す取り組みの一環として物流分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)に注力するソフトバンクと連携しながら、ICT(情報通信技術)による物流の効率化に向けた協業を、今後も継続的に検討するとのことだ。

■「PayPayダッシュ」実証実験概要

サービス利用の流れ
出典元:プレスリリース
サービス画面イメージ
出典元:プレスリリース
実施期間
2020年3月16日~終了時期未定

対象エリア
福岡県西鉄福岡(天神)駅付近の一部地域

サービスの流れ
1.「PayPayダッシュ」アプリ(iOS版・Android版)をインストール。
2.「PayPayダッシュ」アプリ上で商品を注文し、決済を行う。
3.配達員が注文情報を受領する。
4.配達員が店舗にて商品をピックアップ。
5.配達員が自転車で指定の配達先に商品を届ける。

取扱商品
お弁当、おにぎり、パン、カップ麺、飲料、お菓子、調味料など、約150種類。

送料
2020年3月16日~3月31日の期間は無料。4月1日以降は注文状況などによって変動。

最低注文金額
700円~2,000円。注文状況などによって変動。

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