位置情報を活用し、緊急事態宣言前後の通勤混雑駅周辺やコンビニ利用客の人流変化を解析

クロスロケーションズ株式会社は、自社開発する位置情報ビッグデータ活用プラットフォーム「Location AI Platform(ロケーションエーアイプラットフォーム)」において、任意の地点・エリアの人流変化をモニタリングする「Visit Analysis(ビジットアナリシス、訪問推計機能)」を「翌日更新機能」を軸に大幅改良して4月28日に提供開始する。本機能は報道機関や自治体・公共団体に新型コロナウイルス感染症拡大防止策のための状況把握手段として無償で提供される。また同社は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言前後の、通勤混雑駅周辺やコンビニ利用客の人流変化を解析し、その結果を発表した。

■調査1.首都圏郊外の通勤混雑駅周辺の人流変化

緊急事態宣言前〜7都府県に緊急事態宣言発出〜緊急事態宣言の全国拡大、の期間での推移。
緊急事態宣言のあった日を含む週とその後の週の日別の推計訪問数の変化を比較
出典元:プレスリリース
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・各駅は郊外沿線での乗降客数ランキング上位の駅であるが、減少率はどの駅も近い傾向値を示した。
・通勤目的での利用が多数と思われる平日の訪問数は、緊急事態宣言前後の各1週間を比べると27%程度の減少に留まる。
・3月下旬以降通勤客は減少しているが、緊急事態宣言以後も一定数は維持。

■調査2.首都圏郊外のコンビニへの人流変化

首都圏郊外に立地するコンビニエンスストア 12店舗およびその周辺エリアへの人流変化を調査した。
出典元:プレスリリース
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・七都府県に緊急事態宣言の出された週末は、前週末に比べ約10%減少。
・緊急事態宣言前後の1週間を比較するとコンビニへ訪れる人は、約75%へと減少。
・時間帯別の来訪傾向は、通勤人数が減少したせいか、8時台の朝のピークは24%減少、夕方17-19時台のピークは、25~40%減少した。

【調査概要】
期間:2020/4/1-4/19
新型コロナウイルス感染症の拡大懸念が広がる中、政府による緊急事態宣言発布前後の1週間を比較

解析場所:
首都圏郊外混雑駅および駅周辺 4箇所。
首都圏郊外に立地するコンビニ 複数箇所。
(※指定したエリアのサイズに関しては、各エリアで異なる。)

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