■食費「増えた」が約6割
新型コロナウイルス流行後の食費の変化を聞くと、「増えた」と答えた人が57.8%にのぼった。
■食料品は3日分~1週間分まとめて購入が急増
緊急事態宣言の発令により、「食料品の購入点数」はどう変わったのか。緊急事態宣言発令前は「まとめ買いをせず、都度購入」が24.5%だったのに対し、発令後は8.9%と-15.6ポイントの減少。一方で「おおむね3日間程度の食品を購入」は+8.4ポイント、「おおむね1週間程度の食品を購入」が+8.5ポイントと急増した。1度の買い物でうまく必要なものを買い揃え、外出頻度を減らす工夫をしている人が多くいるようだ。
■自粛によって「インスタント」「冷凍」「レトルト」の購入が急増 「お菓子」「缶詰」も好調
「食料品」について、具体的な購入状況の変化を聞いた。緊急事態宣言発令前後において、生鮮食品や主食に大きな変化は見られなかったが、「インスタント食品」が+13.6ポイント、「冷凍食品」と「レトルト簡便食品」がいずれも+10.9ポイントと急上昇。続いて、「お菓子」が+5.8ポイント、「缶詰・瓶詰」が+4.9ポイントとなった。長期保存が可能なものや、簡単に調理できるものが人気であることから、自身や家族が自宅で過ごす時間が大幅に増えたことが大きく影響していると考えられる。
■約半数の人の「料理」と「ネットの閲覧」時間が増加!
通常時と比較して「かける時間が増えたもの」を聞くと「料理」が44.8%でトップという結果になった。いつもより手の込んだ料理を作ったり、子供と一緒に作ったりと、料理は自宅で過ごす「おうち時間」を楽しくするためにとても身近で触れやすいものであることが分かる。続いて「ネットの閲覧時間」が43.5%だった。コロナ禍においてShufoo!の利用が急増したことからも分かるように、店舗の営業状況や在庫情報の確認、レシピ検索など情報へのニーズが急上昇していることがまず考えられる。また、YouTubeなどの動画配信サービスを利用してエンターテインメントに触れたり、「オンライン帰省」の言葉に代表されるようにオンラインでコミュニケーションをとったりと、それまでオフラインで行っていたことをインターネットに置き換えたことによる増加も大きな要因と言えそうだ。
■6割以上の人が、落ち着いたら「外食」したい!
コロナ禍が収束したら何がしたいか、という質問では、「外食」が63.8%で最も高い結果になった。以降、「旅行」が57.2%、「買い物(食品以外)」が50.8%と続いた。
調査概要
「Shufoo!」利用者調査
株式会社ONE COMPATH『Shufoo!』 調べ
調査エリア:全国
調査対象者:「シュフーポイント」会員(全年齢層の既婚女性)
サンプル数:合計有効回答サンプル数 57,694名
調査期間:2020年4月21日~5月6日
調査方法:インターネットリサーチ