このアプリを利用することで、離れたチームとも遠隔でブレインストーミングを行ったり、物理的なホワイトボードがない空間でも創造的なディスカッションが可能になる。リモートでのデジタルコラボレーションが加速する時代に物理的な制限を超えるAR、MR、VRの技術とAI技術の探求を深め、クリエイティブなワークスペースの創造、そして、既存の働き方にブレイクスルーを一緒に興すパートナー企業を募る。
■Remote Active Studioとは
FACTORIUMグループではすべての事業が新規事業に関するものであり、プロジェクトごとに優秀なスタッフを集結させて、最高のチームを組成しているという。フルリモートで階層がない自由な組織であり、優秀なリモートワーカーに大きな権限移譲を行い、同時多発的に事業開発を推進できるのがこの組織の特徴だ。この組織を運営していく上で、数々の組織・チーム・働き方の課題に直面した。それらの課題を解決するために、立ち上げたのがチームメンバーが離れていても創造的に生産的に働けるようなサービスを開発するスタートアップスタジオプロジェクト「RemoteActiveStudio」だ。
■floatboardとは
遠隔とリアルのコミュニケーション体験格差をなくすために開発したAR技術を活用したホワイトボード共有サービス。β版では、android端末のみで提供。思いついたときに、思いついた場所で、スマートフォンアプリを活用したAR技術によってホワイトボードを浮かべることができ、ライブコミュニケーションができる。
■ユースケース「ビジネスパーソンの遠隔ディスカッション」
・離れたチームと遠隔でブレーンストーミングしたい
・物理的制約のない空間でアイデアを書き続けたい
・オフィスでないと確認できなかった情報を持ち歩きたい
・足が不自由でもホワイトボードを自分の高さで使いたい
・文字で説明できないフローや設計を描画しながら会話したい
・外出先でペンやメモがなくても携帯一つで思考をシェアしたい
■使い方
1.アプリを起動してARボードを表示したい空間にカメラをかざす。
2.アプリの下に表示しているプラスボタンを教えてARボードを固定。
3.仲間に準備したARボードを招待。
4.ライブ配信機能で複数人でアイデアを共有。
■主な機能
1.androidスマートフォンアプリで空間が認識できる(depth camera機能があるスマートフォンに限る)
2.空間にベクトル(画像)を固定できる
3.指で絵(線)が書ける
4.その空間をリアルタイムで共有できる
5.指を深層学習で認識して空間に絵が描ける(*今回は未実装)
■なぜ今、オンラインコラボレーションか
新型コロナウイルスの影響としてビデオ会議システムを活用する機会は急増した。しかし、ビデオ会議を通して、ホワイトボードを使うような創造的なディスカッションをする体験は十分とは言い難い状況だ。一方、AR/MR/VR技術やAI技術に期待が集まるが、VRゴーグルなどの高価なデバイスを多くの人が活用するにはまだまだ時間がかかりそうだ。そこで、必ずしもVRゴーグルなどを必要としない方法でのオンラインコラボレーションの必要性が高まると感じ、開発に取り組んだとのことだ。