
コロナ禍で約7割の企業が「売上高2〜4割減」、9割が「営業活動に遅れ」 DXを推進できている「DX先行派」企業はわずか3%にとどまる
2020/5/29
株式会社エクサウィザーズは、同社が運営する「exaCommunity」(以下、エクサコミュニティ)のオンラインAIセミナー参加企業を対象にした新型コロナに関するアンケートを5月8日(木)に実施し、290社411名から回答を得た。
今回のアンケートではさらに調査対象を拡大し、会社規模は中小企業から大企業まで290社、事業部門やDX部門を中心に、役職は部門担当者から経営者まで幅広く回答を得た。そして前回のアンケートと同様、各企業ともにコロナ禍で甚大な影響が及んでいることやリモートワークなど足下の対応が進んでいることがわかるとともに、経営戦略の見直しや投資計画など、各企業の事業変革の取り組みにはさまざまな違いが出始めていることが明らかになった。
■回答結果を5段階に分類、「DX先行派」企業はわずか3%にとどまる
■ 新型コロナに関するアンケート 回答結果一覧
Q:コロナによる会社の業務への影響はどの程度ですか?
業務への影響を聞いた質問では、特に「営業活動」への影響が大きいことがわかった。「通常通り」と回答した人はわずか9%で、計91%が「遅延」。なかでも「大きく遅延」していると答えた人が50%に。一方、「商品開発」や「社内業務」などについては影響はあるものの、営業活動に比べると比率は減り、遅延の度合いはそこまで大きくないことが見て取れる。
Q:コロナの影響はいつ頃まで続くと思いますか?
コロナの影響がいつ頃まで続くかについての回答で最も多かったのは、「今年12月まで」で37%、続いて「来年6月まで」が27%、「来年12月まで」が17%となった。計81%が「今年末」から「来年末」と回答し、影響は長い期間続くと考えられていることがわかった。
Q:Withコロナ対策として新たに実施されていることは何ですか?
Withコロナ対策として、「経営トップからのメッセージ発信」がされていると回答した人が80%。また、「社外・社内会議のリモート化」を始めたとの回答がそれぞれ62%。これまでに導入されていなかったリモートワークがコロナ禍をきっかけに多くの企業で浸透し、足下のWithコロナ対策が進んでいることがわかった。
Q:コロナ対応の完了状況はどうですか?
Q:Afterコロナの事業環境はどう変化すると思いますか?
Q:Afterコロナに向けて取り組んでいることは何ですか?
Q:FY20年度にどのような投資を行っていくべきと思いますか?
アンケート概要
集計対象:DX推進やAI導入を実施中もしくは検討中の企業290社411名
集計日:2020年5月8日(木)