コロナ禍で注力するマーケティング活動は「SNS活用/SNS広告」が約6割 ファンや既存顧客に向けたデジタルへの投資が顕著に
2020/6/5
アジャイルメディア・ネットワーク株式会社(以下AMN)は、新型コロナウイルス感染拡大における各企業のマーケティング活動への影響を調査し、結果を発表した。
Contents
- ■調査の背景
- ■「Q1.新型コロナウイルス感染拡大が、貴社マーケティング活動へ及ぼした影響についてお答えください。」
- ■「Q2.マーケティング活動へ影響を与えた内容について、あてはまるものをすべてお選びください。(複数回答可)」
- ■「Q3. 新型コロナウイルス蔓延の状況を踏まえ、投資を抑制した、または抑制する予定がある取り組みはありますか。(複数回答可)」
- ■「Q4. 新型コロナウイルス蔓延の状況を踏まえ、投資を拡大した取り組み、または拡大予定・関心の高い取り組みはありますか。(複数回答可)」
- ■「Q5. コロナ禍におけるブランドが抱える課題についてお聞かせください。(自由回答)」
- ■「Q6. コロナ禍を踏まえ今後注力する取り組みや可能性を感じることがありましたらお聞かせください。(自由回答)」
- ■調査結果を受けて
■調査の背景
■「Q1.新型コロナウイルス感染拡大が、貴社マーケティング活動へ及ぼした影響についてお答えください。」
■「Q2.マーケティング活動へ影響を与えた内容について、あてはまるものをすべてお選びください。(複数回答可)」
■「Q3. 新型コロナウイルス蔓延の状況を踏まえ、投資を抑制した、または抑制する予定がある取り組みはありますか。(複数回答可)」
■「Q4. 新型コロナウイルス蔓延の状況を踏まえ、投資を拡大した取り組み、または拡大予定・関心の高い取り組みはありますか。(複数回答可)」
【抑制と投資の比較】
■「Q5. コロナ禍におけるブランドが抱える課題についてお聞かせください。(自由回答)」
・「お客さまとの関係をどのように築いていくか。企業目線でない、真のお客さま目線でのコミュニケーションが必要になっていくと考える。そのためには企業が変わらないといけない。」(食品メーカー)
・「コロナ自粛が落ち着いた後、オフライン(≒店舗で)の営業の仕方、サービスの提供方法について。安全性が担保されているとしても、敬遠される可能性について。オンラインだけで、顧客とのリレーションを新規で獲得できるか。」(フィットネス系サービス)
・「生活者/消費者のオフライン→オンライン化の加速と購買行動の変化への対応。オフラインチャネル~オンラインチャネルの縦割りの解消。」(百貨店)
■「Q6. コロナ禍を踏まえ今後注力する取り組みや可能性を感じることがありましたらお聞かせください。(自由回答)」
・「様々な既存スタイルが通用しなくなる為、今までの優劣(規模/売上等)がリセットされ、誰にでも大きなチャンスとなる。」(化学メーカー)
・「テイクアウトやデリバリーといった、店内飲食以外の購買行動」(飲食サービス)
■調査結果を受けて
コミュニケーションが難しい状況下でも、多くの企業が生活者の体験をより満足度の高いものにするべく「非接触型」である、動画やオンラインイベント、web接客などの取り組みは積極的に推進する動きが活発化している。そして何より、新規の顧客獲得から既存顧客の満足度を高めること、ファンが何を求めているのか耳を傾けることで、求められる変化を把握するということがより一層必要となってくると考えられる。企業発信の広告活動が縮小されることから見ても、SNSを活用したタイムリーな情報発信、顧客接点のスタートからファン化へのストーリー構築、単発のキャンペーンではなく生涯顧客価値を高めるための分析と継続的な関係構築が必要だ。 そのためには生活者ひとりひとりにパーソナライズ(最適化)されたコミュニケーションが重要となってくるため、様々な顧客接点で得られるデータを活かしSNSやeコマースといった生活者にダイレクトに接する場所でのコミュニケーションへの投資が益々重要になると考えられるという。
調査概要
実施日:2020年5月13日(水)~5月25日(月)
調査タイトル:『コロナウイルスの感染下におけるマーケティング活動調査』
対象者:企業のマーケティング責任者・担当者等
有効回答数:159件
実施方法:WEBアンケート