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野村ホールディングス、シリコンバレーにイノベーション・アクセラレーター施設を設立へ

野村ホールディングス株式会社は、SRI インターナショナル(以下、SRI)と提携し、日本企業におけるシリコンバレーの次世代技術導入の加速を目的としたイノベーション・アクセラレーター施設「Nomura-SRI Innovation Center(以下、NSIC)」を設立することに合意したと発表した。
量子センシングや量子コンピューティング、次世代人工知能(AI)、先進ロボティクス、アナリティクスなど、ディープテック(最先端の科学技術)が世界中の企業環境にディスラプション(創造的破壊)をもたらす中、NSIC設立は、日本企業のディープテック獲得や活用を支援することを目的としているという。また、対応する分野には低軌道センシングやイメージング、計算生命科学なども含まれる。NSICは、会員の日本企業を米国の研究開発ラボ、大学研究所、インキュベーター、スタートアップ企業と結びつけることで、様々なビジネス分野においてイノベーションを推進し、ワークショップ、ゲストレクチャーおよびオーダーメイドのコンテンツを提供していく。連携分野としては、ディープテックの技術移転フレームワークの構築、ビジネスモデルとベストプラクティスの進化を促すこと、市場参入戦略や、重点分野への個別支援の提供等、これらは全て日本企業に合わせて調整されている。さらに、ベンチャーキャピタルとの交流や、オープンイノベーションのためにSRIが持つシリコンバレーのエコシステムとの繋がりも活用することができるとのことだ。

SRIのプレジデントを務めるマニッシュ・コタリ(Manish Kothari)氏は「SRIは約75年間にわたり用途に合わせた研究の最前線に立っており、コンピュータマウスから手術ロボット、Siriまで、数々の画期的な技術を生み出してきました。今回野村ホールディングスと提携することで、より緊密な企業パートナーシップを育み、50年以上にわたりイノベーションを支援してきた日本での技術導入を加速することが可能になります。今日の企業は、投資とイノベーションの方向性を決定する際に、短期的なものだけでなく、中長期なディスラプティブな技術を理解する必要があり、両方に対する洞察を提供できるのはSRIの強みです。」と述べている。

野村ホールディングスの執行役員 インベストメント・バンキング グローバル・ヘッドの後藤匡洋氏は「当社では、日本のみならず世界各国のクライアント企業のイノベーションと成長を支援しています。そうした企業のシリコンバレー進出を実現するにあたり、SRIは日米両国において必要となる経験とブランドを持ち合わせていると考えています。」と述べている。

NSICは、2021年前半にカリフォルニア州メンローパーク市のSRI メインキャンパス内で運用を開始する予定だ。

日本企業と日米のスタートアップ企業に限定した会員制の運営となり、会員に提供される主なサービスは次のとおり。
・シリコンバレー・イマージョン:NSIC会員はSRIを通じて同地域のエコシステムの価値を最大限活用できる。
・テックトレンドレビューとスタートアップラウンドテーブル:新しいトレンドの背景にある技術的要素とその影響を解説する。
・年次エグゼクティブ・サミット:最新の事業化戦略やグローバル市場機会について、経営幹部同士の交流を図る。
・技術評価とワークショップ:企業の課題を踏まえ、新製品を市場投入するために個社別ニーズにカスタマイズされたビジネス・フレームワークを構築する。
・NSIC 施設へのアクセス︓コワーキングスペース、カンファレンスおよび実験的ワークショップを利用できる。
・NSIC Startup Bootcamp(短期集中型スタートアッププログラム)を通じて、会員はスタートアップ企業を NSICに推薦することができる。

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