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TOEIC、オンラインIPテストでAI監視サービスを導入へ

株式会社イー・コミュニケーションズは、日本でTOEIC(R) Programを実施・運営する一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が提供する「TOEIC(R) Listening & Reading IPテスト(オンライン)」での「AI監視サービス(仮称)」に、同社のオンライン試験不正監視サービス『Remote Testing AIアナリスト』を2021年3月から提供すると発表した。
『Remote Testing AIアナリスト』とは、オンライン試験やオンライン受講(eラーニング)において、「すり替わり」と「カンニング」を防止するための、AIを用いた不正監視サービス。録画された受験・受講中の動画を、AIが自動解析し、不正の可能性を洗い出すことができる。本サービスは2021年1月のリリースを予定しているという。

■背景

2019年4月に施行された「働き方改革関連法案」の適用から、働き方改革が進み、テレワークの導入が急激に増加している。さらに、コロナ禍で従来の集合型試験や、対面型の研修の実施が困難な状況であり、自宅や企業内、学校内で試験を実施したい、eラーニングによる研修を実施したいというニーズが高まっている。

このような状況下で、IIBCでは2020年4月より場所や時間を選ばずに実施できるオンライン方式のIPテストの提供を開始し、約1,100の企業・学校で活用があったという。また、オンラインによる試験実施においては、「本人確認」や「不正行為の防止」のニーズも高く、これに対し、IIBCでは、2020年7月27日よりリモート試験官サービスを導入した。

一方で、遠隔で人による試験監督を行う場合、受験者は、所属する団体が定めた試験の開始時間に合わせて一斉受験する必要がある。そこで、IIBCではAIによる不正解析をおこなう「AI監視サービス(仮称)」を2021年3月より開始することになったとのことだ。このサービスでは、受験中の様子を録画した動画データをAIが事後解析するため、テスト・セキュリティを向上させながらも、1人1人の最適な時間に合わせたテスト実施が可能になるとおいう。
出典元:プレスリリース
AIによる録画動画の自動解析については、主に【受験者の入れ替わり】【複数人の映り込み】【不正の可能性が高い目線の動き】などをAIで解析する。試験実施担当者はWebの管理画面で、解析結果および録画動画を確認することができる。同社は約15年、オンライン試験システム(CBT)の提供をしており、試験の実施方法が変化しつつある中、リモート監視システム「Remote Testing」をリリースし、今後はAIを活用したリアルタイム自動不正検知の仕組みもリリースする予定だという。

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