三井不動産、「不動産×MaaS」構想の実証実験を日本橋・豊洲で開始
2020/12/16
三井不動産株式会社は、街で暮らす人々に新たな体験価値を提供することを目的に、ヒト・モノ・サービスの「移動」に着目した「モビリティ構想」の一つとして、「不動産×MaaS」を始動させると発表した。
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同社が目指す「不動産×MaaS」は、不動産を起点とした近距離移動に焦点を当てたサービスを提供し、コミュニティにおける移動の利便性を高めるとともに、街の魅力的なコンテンツへの気づきと出会いをもたらす。また、MaaSを不動産と組み合わせたサービスとして提供することで、立地に左右されない移動の利便性を提供していく。
■三井不動産のMaaSの特徴
同社はこれまでもグループ長期経営方針「VISION 2025」で定める通り、「人が主役の街づくり」として、働く人、訪れる人、そこに暮らす人、それぞれが満足するミクストユースの街づくりを推進してきた。「不動産×MaaS」の実現によって、多様化していく人々のライフスタイルに合わせ、移動手段・ルートをカスタマイズすることが可能となる。モビリティサービスは不動産の価値に影響を与えることも考えられ、本サービスを通じて、新たな街づくりに取り組んでいくとのことだ。
■MaaS実証実験の概要
【柏の葉】
実施期間:
2020年9月12日から2021年1月31日(予定)
対象者:
パークシティ柏の葉キャンパス ザ・ゲートタワーウエストに住む人
特徴:
サービス利用を促進・サポートすることを目的としてコミュニティマネジャーを配置。トラブル発生時のサポートや、柏の葉エリアの普段は行くことの少ないお出かけスポットや、実証実験参加者限定のキャンペーンを企画・開催し、本サービスを通じた住民コミュニティ(生活圏)の拡張を促す取り組みを行っている。実証実験参加者からは、MaaSの利用で「習い事の選択肢が広がる」「徒歩圏内からシェアサイクル、カーシェアで遠出するようになった」との声が寄せられているという。
※コミュニティマネジャーの正式なサービス導入については今後検討予定
<実証実験参加者向けキャンペーン事例>
・MaaSを使って柏レイソルを応援しよう!チケットプレゼントキャンペーン
抽選で柏レイソル公式戦の指定席チケットをプレゼント。
・MaaSで移動して家族撮影会をしよう!@柏の葉公園
プロのカメラマンによる「家族撮影会」を柏の葉公園で実施。
【日本橋・豊洲】
実施期間:
① 日本橋エリア:2020年12月15日から2021年3月31日(予定)
② 豊洲エリア :2020年12月21日から2021年3月31日(予定)
対象者:
以下のマンションに住む人
① 日本橋エリア
・パークアクシス東日本橋ステーションゲート
・パークアクシス日本橋浜町レジデンス
・パークアクシス日本橋茅場町
・パークアクシス日本橋堀留町
②豊洲エリア
・パークアクシス豊洲キャナル
特徴:
商業施設連携施策として、実証実験参加者にコレド室町ならびにコレド日本橋のお買物券や、駐車場無料券を配布。また、柏の葉の実証実験で得たユーザーフィードバックを受けて、東京の実証実験ではユーザーの使い方に高い自由度を持たせたサブスクリプションプランを導入する。