個人間カーシェアサービス「Anyca」、スマートフォンで開錠できる「AnycaKEY」を開発
2020/12/23
株式会社DeNA SOMPO Mobilityが運営する個人間カーシェアアプリ「Anyca(エニカ)」は、株式会社東海理化が提供するTOKAI RIKA Digitalkeyを導入し、個人間同士でカーシェアするクルマの鍵をスマートフォンで開けることができるシステム「AnycaKEY(エニカキー)」を開発したと発表した。「AnycaKEY」は2021年3月から提供予定で、システムを利用したいオーナーの募集も開始した。
「Anyca」は通常対面でクルマのシェアをおこない、リピートして利用するとオーナーとドライバーの間でコミュニケーションが生まれ、新たなコミュニティが形成されるといった楽しみ方がある。しかし、これまではカーシェアの際に対面でクルマを受け渡しする必要があり、時間が合わない、面倒といった理由がカーシェア普及の障壁になっていた。
そこで、今回の「AnycaKEY」を導入することで、クルマのオーナーはシェアや返却対応のために予定を空ける必要がなくなり、より多くのシェアをおこなうことが可能となる。また、クルマを利用するドライバーも「AnycaKEY」を導入しているオーナーのクルマであればこれまで以上に予約がしやすくなる。そして、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、非対面でのシェアをするニーズも高まってきており、非対面化を実現する「AnycaKEY」によって、より便利で安心してシェアをおこなうことも可能になる。そして、「AnycaKEY」の2021年3月の提供開始に合わせて、本システムを導入したいオーナーを募集するという。
■「AnycaKEY」の詳細
①クルマのオーナーが専用のキーボックスに鍵を入れ車内に設置
②設置後はオーナーの「Anyca」アプリ(Bluetooth経由)でキーボックスを操作してクルマを施錠
③クルマを予約したドライバーは「Anyca」アプリでキーボックスを操作してクルマを開錠
④車内にあるキーボックスから鍵を取り出し、クルマを運転
⑤クルマの返却時は鍵をキーボックスに入れ、「Anyca」アプリでキーボックスを操作してクルマを施錠
・個人のクルマに工事不要で手軽に設置が可能
・個人間カーシェアならではの様々な車種に対応可能(約300車種 ※2020年11月現在、順次対応数拡大中)
料金
期間限定無料(2022年4月以降、月額1,650円を予定)
応募条件
・「Anyca」にてクルマ登録を完了した人
・「AnycaKEY」に対応している車種を持つ人
・スペアキーを持つ人