
LGWANを活用した共同利用型AI-OCRサービスが愛知県内42団体で採用
2020/12/25
AI inside株式会社と株式会社日立システムズは、愛知県内の42団体に、紙帳票の手書き文字を高精度でデータ化するAI-OCRサービス「DX Suite」を、LGWANを通じた環境下で共同利用できる形で提供したと発表した。
Contents
■背景
■詳細
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今回、愛知県内42団体が導入したサービスは、機密性を確保できるLGWANを経由させて日立システムズのデータセンター内にある「DX Suite」を利用可能としたもので、スキャナーで読み込んだ手書きの各種申請書類をアップロードすると自治体システムに取り込み可能なCSV形式に変換することが可能だ。そのため、業務端末へのソフトウエアインストールなどの作業も、各市町村で個別にシステムを構築することも不要になる。
また、自治体での利用頻度が高い代表的な帳票については、ひな型として準備している。さらに、日立システムズから自治体職員へのお知らせや資料提供、市町村からの問い合わせなどを受け付け可能な情報共有支援ポータルを標準サービスとして提供する。これにより、各市町村で読み取りのための帳票を一から作成する必要がなく、職員の負担を軽減し、情報共有支援ポータルにより日立システムズや他の市町村との情報交換をタイムリーに実施することが可能になっている。
■提供可能なひな型帳票定義
愛知県下42団体に提供したひな型帳票定義(一部)
法人設立届出書
予防接種予診票(乳幼児・小学生対象)
児童手当・特例給付現況届
児童手当・特例給付額改定請求書
児童扶養手当現況届
児童扶養手当一部支給停止適用除外事由届出書
■自治体業務のデジタル化を支援する付随サービス
・帳票定義作成代行サービス:サンプル帳票より帳票定義を代行作成
・訪問サポートサービス:現地訪問し、使用方法説明・帳票作成などをサポート
・AI-OCRと連携したRPA構築サービス:導入中の基幹系業務システムによらないRPAによる自動化の実施
・帳票様式最適化サービス:既存帳票または新規帳票の帳票様式最適化の実施
・自治体バックオフィスサービス:データ入力やパンチデータ作成などの一連の作業代行および帳票画像データ、処理結果のセンター内での保管など