DX推進を阻む“リスク消極型”人材の意識変革を目指す人材育成プログラムが提供開始

Institution for a Global Society 株式会社(以下、IGS)は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する企業に対し、非連続なイノベーションを引き起こす人材育成を支援する教育プログラム「Dx GROW」の提供を2021年1月より開始すると発表した。「Dx GROW」は日本郵便株式会社や、DX銘柄2020に選定された企業などに先行して導入されている。

昨今、企業におけるDX推進の取り組みは加速している。一方、日本能率協会が実施した調査によると、DX推進の取り組みの目的として重視している目的は、「デジタル技術の活用による業務プロセス・生産性向上」が81.7%に対し、「デジタル技術の活用による新規事業創出」は48.5%、「顧客や社会のデジタル化に対応した抜本的な事業構造の変革」は57.7%に留まり、DXによるイノベーション創出の促進には課題が残っていると言えるという。

IGSが5,000名以上の企業を対象に実施した社員のリスク許容度調査では、DXを積極的に推進している企業はその他の企業に比べて、リスク消極型の社員が18ポイント高い結果となり、イノベーションの創出を妨げる組織のリスク回避姿勢に課題がある可能性が明らかになった。IGSは、自身や組織のリスク回避傾向を可視化し、DXの基礎的な知識や能力を網羅的に学び、DXへのポジティブな感情を生成する「DxGROW」を通じて、DXによるイノベーション創出人材育成へ貢献を目指すとのことだ。
出典元:プレスリリース

■「Dx GROW」プログラム

ステップ1:アセスメントテストで、組織や個人のメンタルバリアを可視化
経営シミュレーションテスト、GROW360により学習者のデジタルへのバイアスやAI知識・活用度、リスク選好を可視化。個人と組織の現状を把握する。
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ステップ2:DXに必要な知識と活用シーンをオンラインで網羅的に学ぶ
統計やAIに関する基礎知識、イノベーション創出に有効な思考フレームワークなどを、オンライン上の約2か月間のプログラムで学ぶ。具体的なビジネスの課題をもとにDXに関する知識をどのようなシーンで活用できるかを体系的に学ぶことが可能。振り返りシートや、テストにより、自身の学びを俯瞰的に確認することができる。
出典元:プレスリリース
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ステップ3:DXへのポジティブな感情を生成する
知識や活用シーンを学ぶことによって、DXに対する認識や感情にどのような変化が起きるのか、ステップごとに言語化を通して、内省する。DXに対するポジティブな感情変化を体験し、確認することができる。
出典元:プレスリリース
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