暗い場所や夜間の転倒やうずくまりなどをAI技術で自動検知する「映像解析ソリューション」が開発、介護分野で展開へ
2021/3/15
三菱電機株式会社と三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(以下、MDIS)は、サーマルダイオード赤外線センサーで取得した人やモノなどの表面温度データを活用し、暗い場所や夜間での転倒やうずくまりなどをAI技術で自動検知する映像解析ソリューション「kizkia-Knight(きづきあ-ないと)」を開発したと発表した。プライバシーへの配慮が必要なトイレや居室でも遠隔見守りが可能だ。MDISは今後、2021年7月から介護分野向けにサービス提供を開始する。
Contents
■「kizkia-Knight」の特長
・三菱電機のサーマルダイオード赤外線センサー「MelDIR」で、人やモノの表面温度データを高精細に取得し、熱画像に変換。その画像を三菱電機のAI技術「Maisart」で解析することで、転倒やうずくまりなど特定の動きや姿勢を自動検知
・従来の映像解析サービスでは困難だった暗い場所や夜間での見守りが可能
2.熱画像での解析により、プライバシーに配慮した見守りが可能
・映像解析には、対象の人の顔などの身体的特徴を特定しない熱画像を用いるため、トイレや介護施設の居室などプライバシーに配慮することが必要な場所での見守りが可能
3.スマートフォン等との連携で、いつでもどこでも簡単に見守りが可能
・「kizkia-Knight」が検知した情報を利用者のスマートフォンやタブレット端末などに通知することで、24時間365日、遠隔からの見守りが可能
・「kizkia-Knight」は、セキュアで拡張性に優れたクラウドサービス基盤を活用することで、サーバーの設置や顧客によるメンテナンスが不要で、システム運用が容易