ユーグレナ、竹富島・石垣島間でのユーグレナバイオ燃料を使用したドローンによる物流実証に成功
ユーグレナ竹富エビ養殖のクルマエビは、身が詰まって甘みの強い高品質クルマエビという特徴があるが、新型コロナウイルス感染症の影響が拡大する中、フェリーの減便が相次ぎ、出荷できる新鮮なクルマエビをいち早く届ける手段が限られたため、通常の出荷が出来ない時期が続いた。また、クルマエビは鮮度が重要な食品であることからも、ドローンの活用は、物流網が途絶する非常事態下で迅速な運搬が可能で、これまでの物流網の課題を解決することが期待されるという。
また、燃料となるバイオ燃料は、ユーグレナ社のバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラントで製造され、AGLに提供されたものだ。バイオ燃料は、微細藻類ユーグレナ(以下、ユーグレナ)と使用済み食用油等を原料に使用しており、燃料の燃焼段階ではCO2を排出するが、原料となるユーグレナが成長過程で光合成によってCO2を吸収するため、燃料を使用した際のCO2の排出量が実質的にはプラスマイナスゼロとなるカーボンニュートラルを実現するとのことだ。
実証実験内容について
日 程:2021年3月16日(火)
飛行区間:竹富島竹富港-石垣島石垣港
飛行距離:約5.5 km
機 体:AeroRange QUAD
運 搬 物:ユーグレナ竹富エビ養殖で養殖されたクルマエビ1kg
燃 料:ユーグレナ社が製造するバイオ燃料