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三菱商事とNTT、DXサービスを提供する新会社「株式会社インダストリー・ワン」を設立へ

三菱商事株式会社と日本電信電話株式会社(以下、NTT)は、デジタルトランスフォーメーション(DX)サービスを提供する共同出資会社「株式会社インダストリー・ワン」(以下、Industry One)を2021年度に設立すると発表した。

■Industry One概要

Industry Oneは、日本の産業界全体のDXを促進し、持続可能かつ国際競争力のある企業成長を支える変革実行パートナーとして、DX企画からソリューションまでを一気通貫で提供する。日本の産業構造は、複雑なバリューチェーンにまたがるため、個々の企業の改革努力だけでは解決困難な課題が多いという特徴があるという。これらの課題を解決すべく、Industry Oneは三菱商事及びNTTの強みである産業知見とICT技術を集約し、広くパートナー企業とも連携していきながら、DXの土台づくり(企業個社のDX加速化、デジタルを活用した企業間プロセスの最適化)からデジタルビジネスの創造までを一貫して実行支援し、価値提供する。

<会社概要>
1. 会社名:   株式会社インダストリー・ワン (英語表記 Industry One, Inc.)
2. 代表者:   芹澤 亮
3. 資本金:   9億円(株主構成 : 三菱商事51%、NTT 49%)
4. 所在地:   東京都千代田区
5. 主要事業: 「DX企画・プロジェクト支援事業」及び「DXソリューション開発・提供事業」

■提携後の両社の取組み

まずは、食品流通分野における食品卸の在庫最適化ソリューションの開発を進めているという。具体的には、小売、卸、メーカーの在庫、受発注、需要予測等、企業内や企業間に散在するデータと、気象予測情報等の外部データをデジタル技術でシームレスかつセキュアに連携する基盤を株式会社NTTデータと共同開発。また、エムシーデジタル株式会社と共に開発した独自AIエンジンを用いた約10,000商品を対象とした実証実験において、物流センターの在庫を平均約3割(一部カテゴリでは最大4割)削減し、トレードオフの関係にある欠品率も総じて低下させることに成功しているとのことだ。2021年度より、三菱食品株式会社が運営する株式会社ローソン向け物流センターを対象に、本ソリューションの提供をめざしており、同社と共に他企業向けに順次展開する予定だ。

三菱商事及びNTTは、Industry Oneと共に、ブロックチェーン等の先端技術を活用した企業間のスマートコントラクトについても、2021年度より実証実験を開始する予定だ。在庫最適化ソリューションの提供と併せて、食品流通業界における食品ロスや人手不足等の課題を解決することで、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた食品流通産業の持続的な発展に寄与することをめざす。

■新たなパートナーとの提携

また、三菱商事は、産業DX推進に向け、積極的に外部企業とも連携し、DXサービスを共同で開発・提供していく方針であり、東芝テック株式会社、富士通株式会社、株式会社ラキールと協業を検討することに合意。各社の専門知見とDXサービスを掛け合わせることで、対面する各産業の課題解決や事業構造の変革を支援しる。なお、本取組みにつき、将来的にはIndustry Oneも連携を図っていく方針だという。

<各社との協業内容>
1. 東芝テック株式会社
同社が提供するテッククーポンデリ等のリテール向けソリューションを通じて、食品ロスや人手不足といった食品流通業界が抱える社会課題の解決をめざす。小売業と共に業界課題の解決に取り組んできた同社が開発した本ソリューションの提供を通じ、食品小売の営業を支援し、食品小売の許諾の下、その販売統計情報を三菱商事に提供する。三菱商事は、提供された販売統計情報を活用した需給調整ソリューションを食品メーカー向けに開発・提供する事で食品メーカーの出荷計画・生産計画の高度化に貢献する。

2. 富士通株式会社
食品卸の発注業務の自動化に資するソリューション構築に向けた検討を行う。食品卸にて、現在は人手で行われている発注量の決定プロセスを自動化するソリューションを提供していくことで、オペレーションコストの削減や過剰在庫の削減をめざす。

3. 株式会社ラキール
業務アプリケーションの開発や運用に必要なツールを備えた、同社の「LaKeel DX」を活用して、上記の食品卸の在庫最適化ソリューションを開発する。マイクロサービスアーキテクチャを採用した本製品を通じて、多種多様なアプリケーションの構築をフレキシブル且つスピ―ディーに実現し、食品流通DXを加速化する。

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