ランサーズら、デジタルスキルに特化した「シングルマザー就労支援プログラム」を開始

新型コロナウイルスの影響で、シングルマザーの経済問題が深刻化しているという。日本シングルマザー支援協会の調査によると、「生活費を自分の収入のみで賄っている」と回答したシングルマザーは17.5％に留まり、生活費を自分の収入以外に、「手当」（41.6%）や「養育費」（25.7%）で賄っている人が多いことがわかった。一方、将来の経済的な希望について「収入アップのために、新しいことにチャレンジしたいと思う」と回答した人が43.9％となり、年代別の回答でも最も多い値となっている。このことから、「新たなチャレンジをしていきたいが、何らかの理由により動くことができていない」現状であることが見て取れるとのことだ。

こうした状況の中、グラミン日本は経済的な不安を持つシングルマザー向けにSNSマーケティングなどデジタルスキルに特化した就労支援プログラムを開始する。グラミン日本は、デジタルスキルの習得から就労支援まで網羅する一気通貫した就労支援プログラムによって、シングルマザーの経済的な自立を支援し、例えば在宅勤務ができる働き方を選択できることで、子育てとの両立も実現してほしいと考えているという。

・グラミン日本：シングルマザーを雇用、グラミン日本内でのSNS投稿やSNSマーケティングなどのデジタルジョブを通じたインターンシップ、人材マッチングプラットフォームを活用した就労支援サービスを提供
・ランサーズ：「ビジネススキル」「セルフブランディングの方法」「フリーランス・タレント・プラットフォーム『Lancers』の使い方」「『Lancers』で仕事を獲得する方法」などの講座やメンタリングを実施
・日本シングルマザー支援協会：企業貢献できる人財の成長に必要な「MIND(思考)」「EMPATHY(共感)」「SKILL(技術)」をつける『MESプログラム』を活用し、自立をサポート