emou homeは、発達障害グレーゾーンや不登校、または近くに支援施設がないなどの理由で通所が難しい人と、もっと広く効率的に支援したい心理士をオンラインでつなぐ「心理士×オンラインVR療育」のマッチングプラットフォーム。新学期、新生活など新しいスタートのはじまりに先進技術VRを活用することで、利用者は自宅に居ながらもリアルな場面体験を活用した療育を受けることが可能だ。本サービスの先行エントリーを4月8日(木)から開始。また本サービスの提供開始は6月中旬ごろを予定しているという。
厚労省が発表した調査では、知的発達に遅れはないものの学習面又は行動面で著しい困難を示すとされたグレーゾーンの児童生徒の割合は6.5%と報告されているという。グレーゾーンとされる子の割合は、0〜22才の子の中で5.4%(推定138万人)もおり、診断されずに支援を必要としている子どもが大変多いと言われているとのことだ。またコミュニケーションが苦手な児童1人1人の個性と相性がいい支援スタッフに出会うことも大変難しく、施設への通所以外での場所や距離を超えた新しい支援の必要性が高まっている。
「emou home」は、これまでemouで培ってきたソーシャルスキルトレーニングVRを、施設に通えない障害を持つ人やグレーゾーンの人が自宅に居たまま、専門の心理士と対話しながら個別トレーニングできる、オンラインVR療育サービス。現在施設に通っている人で、もっと良質な個別療育を集中的に受けてみたいという人にも、最適なプログラムとなっているという。emou homeでは、VR療育に精通した精神科専門医の研修を受けた専門の心理士カウンセラーが複数登録されており、利用者は自分に合いそうな心理士カウンセラーを選んで、自宅で気軽に個別療育を受けることができる。