イーオン、AI対話型英会話学習アプリ「AI スピーク チューター」の一般向け販売を開始

英会話教室を運営する株式会社イーオンは、韓国LGグループのLG CNS社が音声ベースのAIテクノロジーと、文の類似性 (リアルタイム評価および分岐回答) アルゴリズムを基に韓国国内向けに開発した「AI Tutor」を、日本市場向け「AI Speak Tutor (以下、AI スピーク チューター)」として、2021年5月17日から一般顧客向けに販売を開始すると発表した。

AI スピークチューターは4月12日よりイーオン生徒向け先行販売しており、申込者数は550名を超え、イーオン生徒向け副教材として販売件数1位となり、また入門から広く利用されているという。利用している生徒からは「アプリからのレスポンスが早いので、リアルに会話している臨場感がある」「自分の発話が何点かスコアで確認できるし、自動で録音されているから復習しやすい」などの意見があるとのことだ。
出典元:プレスリリース

■AIスピークチューターの特長

「AIスピークチューター」は、ユーザーの回答を認識し、内容を分析して脈絡による回答の正確さ、流暢さを評価する。模範解答と異なる回答を不正解として処理する既存の英会話アプリとは異なり、「AIスピークチューター」は、ユーザーのさまざまな回答を分析し模範解答との類似度を測定する。ユーザーが回答を躊躇する、あるいは間違った答えをすると、ユーザーの弱点を見つけてヒントを提示して問い直すなど、会話がつながるように誘導してくれるので実際に人と話をしている感覚を得ることができるとのことだ。

■日本版ならではの特色

開発にあたっては、イーオンの経験豊富な教務トレーナーが、教室でのレッスンノウハウを活かし、日本人学習者がより学びやすいようにシチュエーション設定やダイアログを制作。温泉旅行やすき焼きのレシピの他、日本のお正月、花火、和食、ガチャガチャなど、日本の文化を垣間見ることができる設定も好評だという。例えば、AIが魚を好きな日本人の食文化を反映して質問を投げかける場合、AIが "How do you eat fish in Japan?(日本では魚をどのように食べるの?)” と質問し、学習者は、AIのガイドに沿って、“People in Japan mostly eat it as sashimi or sushi, but some people also like to eat it as pasta.(日本の人々は魚を刺身やすしでも食べるがパスタでも食べるよ)”と答えられるように練習ができ、日本人が自然にAIと英会話ができるように制作されている。

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